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坂本龍一が死去…パティ・スミス、エドガー・ライト監督らが追悼「お別れを言うのはとても寂しい」

3月28日、世界的に有名な作曲家の坂本龍一さんが亡くなった。71歳だった。

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坂本龍一Photo by zakkubalan (C)2017 Kab Inc.
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  • 坂本龍一 Photo by zakkubalan ©2020 Kab Inc.
  • 坂本龍一-(C)Getty Images

3月28日、世界的に有名な作曲家の坂本龍一さんが亡くなった。71歳だった。公式サイトによると、がんとの闘いを続けながら、体調の許す限り最後のときを迎える直前まで音楽制作に打ち込んでいたという。葬儀は坂本さんの強い希望により、すでに近親者のみで執り行われた。所属事務所はサポートしてくれたファンや治療に携わった日米の医療スタッフに感謝の意を伝えている。

1987年のベルナルド・ベルトルッチ監督作『ラストエンペラー』で音楽を担当し、日本人としては初のアカデミー作曲賞を受賞。その後、同監督とは『シェルタリング・スカイ』でもタッグを組んだ。また、ブライアン・デ・パルマ監督の『スネーク・アイズ』『ファム・ファタール』、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バベル』『レヴェナント:蘇えりし者』など、巨匠からのリピートオファーが相次いだ。そんな坂本さんに世界中からお悔やみのメッセージが届いている。

坂本さんが音楽を手掛け、俳優として出演もした『戦場のメリークリスマス』の共演者、故デヴィッド・ボウイの公式ツイッターは、同作のテーマ曲「禁じられた色彩」の歌詞「Here am I, a lifetime away from you...(私はここ、あなたとははるか遠く離れたところにいる)」を引用し追悼。若きボウイ&坂本さんのツーショットを添えた。

映画界からはエドガー・ライト監督が「大きな損失です。なんと素晴らしい生涯とキャリアだったのでしょう」、バリー・ジェンキンス監督が「リュウイチ・サカモト。間違いなくレジェンドです」と追悼。

音楽界からはパティ・スミスが「お別れを言うのはとても寂しい」、ジャン・ミッシェル・ジャールが「大好きなリュウイチ、どうか安らかに眠ってください。あなたの作品は永遠です」とメッセージを送った。


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《賀来比呂美》

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大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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