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『CLOSE/クロース』監督「彼らには特別な繋がりがある」笑い合う2人の似顔絵シーン本編映像

第75回カンヌ国際映画祭グランプリ、第95回アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートされた『CLOSE/クロース』から、ルーカス・ドン監督もお気に入りという主人公・レオと幼なじみのレミのお絵描きシーンの本編映像が解禁された。

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『CLOSE/クロース』© Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022
『CLOSE/クロース』© Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022
  • 『CLOSE/クロース』© Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022
  • 竹宮惠子イラスト
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  • 今日マチ子イラスト
  • 『CLOSE/クロース』© Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022
  • たけもとあかるイラスト
  • 『CLOSE/クロース』© Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022
  • マキヒロチイラスト

第75回カンヌ国際映画祭グランプリ、第95回アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートされた『CLOSE/クロース』から、ルーカス・ドン監督もお気に入りという主人公・レオと幼なじみのレミのお絵描きシーンの本編映像が解禁された。


>>『CLOSE/クロース』あらすじ&キャストはこちらから

本作の主人公は、花き農家の息子で活発なレオと少し引っ込み思案だが音楽の才能豊かな幼なじみのレミ。24時間365日ともに過ごしてきた2人は、13歳になり中学校に入学。しかし親密過ぎる関係をクラスメイトに指摘され、周囲を気にしたレオはレミと距離を置くようになっていく…。

今回解禁となった映像は、ルーカス・ドン監督がお気に入りのシーンの1つとして挙げる、お絵描きのシーン。真剣な表情で絵を描き進めるレオ。時折見せるレオの真剣な眼差しに、少し照れた顔を見せるレミ。互いに微笑み合いながら、「いい出来だ」とレオが見せたレミの似顔絵のひどさに、大爆笑する可愛らしい場面となっている。

本作で初めての演技に挑戦したというレオ役エデン・ダンブリンとレミ役グスタフ・ドゥ・ワエルのキャスティングについて、ドン監督は「キャスティングの過程ではたくさんの子どもたちに会いました。その中から40人を選び、ペアになってオーディションをしてもらいました。いくつかの素晴らしいペアがありましたが、エデンとグスタフのペアでの演技を見た時に、彼らには特別な繋がりがあることに気づきました。彼らは感情を没入させるシーンの後でも、そこからすぐに抜け出すことが出来ます。子どものようでありながらも、成熟ぶりを見せながら役に挑んでいたのです。素晴らしいペアでした」と明かす。

ドン監督が見つけた天才子役は、前半の無邪気さが光るシーンと、後半の関係が崩れはじめ感情的になっていくシーンを見事に演じ分けている。また子ども部屋の装飾と真っ赤な壁が印象的なレミの部屋は、2人が演技をしやすいように極力照明など機材を省き、実際にレオやレミが暮らしているかのようなリアルな空間を作り上げた。監督は細かいセットやロケ地にもこだわりを見せており、本作の注目ポイントとなっている。

本作をいち早く鑑賞した「風と木の詩」「地球へ…」などの人気漫画家であり日本マンガ学会会長の竹宮惠子は、涙を流すレミの表情が印象的なイラストと共に「少年たちの瑞々しい時期を、彼らの体を使ってリアルに表現すること。映像を見た瞬間、懐かしくそれを思い出した。彼らはまだ未分化の、言葉にできない思いに初めて触れ、訳を話すこともままならずに行動が先んじる。子供だった頃、人はみなそういう経験をして無垢の岸辺を離れるのだ。痛ましいけれど純粋なこの時」と傷つきながらも成長していく主人公に想いを寄せてコメント。

小説家の石田衣良は「親密な、なかよしという意味の『クロース』というタイトルが痛切な悲しみとともに迫ってくる。デビュー作となる主演ふたりの少年の出色の透明感と胸を締めつける目の演技に注目を」とタイトルにかけてコメントを寄せ、女優の玉城ティナは、「ショットに映る全てが必要材料。一見やりすぎかなと思える色彩も全て計算されているんだなと観終わると納得」と語り、「どうにもならない思春期を表すためのお手本のような作品」と賞賛を送っている。

『CLOSE/クロース』は7月14日(金)より全国にて公開。


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《シネマカフェ編集部》

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