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『エリザベート 1878』史実を参考にしながら「かなり自由に」伝説的皇妃描く

第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で最優秀演技賞を受賞するなど、世界中から絶賛された『エリザベート 1878』の新ビジュアルが解禁。

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第75回(2022年)カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で最優秀演技賞を受賞するなど、世界中から絶賛されたヴィッキー・クリープス主演の注目作『エリザベート 1878』から新たなビジュアルが解禁された。


>>『エリザベート 1878』あらすじ&キャストはこちらから

本作は、ヨーロッパ宮廷一の美貌と謳われ、「シシィ」の愛称で広く知られるオーストリアの伝説的皇妃エリザベートを『ファントム・スレッド』のヴィッキー・クリープスが演じ、これまでにない大胆かつ自由奔放な表現で映画化。

この度解禁された新ビジュアルは、エリザベートが格式高い装いに身を包みながらも、リラックスした表情でタバコをくゆらせる姿が切り取られたもの。19世紀末、貴族女性にとって禁じられていた習慣にも関わらず、実際に好んでタバコを吸っていたといわれるエリザベートの型破りな一面を覗かせた鮮烈なビジュアルに仕上がっている。

絶世の美貌で名高い皇妃エリザベートには数々の逸話が残されており、身長172cmにして45kg~50kgの体重、ウエスト50cmほどの体型を維持していたといわれる。そのスタイルを保つため、ミルクやオレンジなどの果物だけを食べるといった極端な食事制限に加え、乗馬やフェンシングなどの激しいスポーツを実践していたという。

さらに、自慢の豊かな髪のために毎日の身繕いで特別手間をかけ、月に一度か二度、侍女全員がつきっきりとなり、特製のシャンプーで髪を洗う“洗髪の儀”を行ったなど驚くべき逸話が語り継がれている。

本作では、そんなエリザベートの史実を参考にしながらも、大胆な解釈で新たなエリザベート像を現代に蘇らせ、タバコを吸う、中指を突き立てるなどの反抗的な仕草を通して、彼女の置かれた立場や孤独との戦いを現代的に表現。

監督・脚本のマリー・クロイツァーはその演出について、「私にとって重要だったのは、これまで通りルールを知ったうえでそれを破ることでした。エリザベートの生涯をかなり深く研究しましたが、映画の物語に落とし込む際には、内容も形式もかなり自由なものにしました。私たちが語り描くことのすべては、芸術的な判断によるものなのです」と語っている。

また、本作をいち早く鑑賞した東宝版「エリザベート」の初演でエリザベート役を演じた、女優の一路真輝からもコメントが到着。本作を「革命的な映画」と評し、「真実と嘘の境目は誰にもわからない。でもこの映画を観た後はエリザベートが自由になれて良かったと心から思う、そこに真実があるのだとも」との言葉を寄せている。

『エリザベート 1878』は8月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。


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《シネマカフェ編集部》

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