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遠藤雄弥&森田想、『ケンとカズ』監督と放つジャパニーズ・ノワール『辰巳』4月公開

2015年・第28回東京国際映画祭<日本映画スプラッシュ部門>で作品賞を受賞し、同年の新藤兼人賞銀賞を受賞した自主映画『ケンとカズ』の小路紘史監督による8年ぶりの新作、『辰巳』(たつみ)が4月20日(土)より劇場公開が決定。ポスタービジュアルが解禁された。

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2015年・第28回東京国際映画祭<日本映画スプラッシュ部門>で作品賞を受賞し、同年の新藤兼人賞銀賞を受賞した自主映画『ケンとカズ』の小路紘史監督による8年ぶりの新作、『辰巳』(たつみ)が4月20日(土)より劇場公開が決定。ポスタービジュアルが解禁された。

2023年の東京国際映画祭にて限定上映され、大きな反響があった本作。日本のリアルな裏社会を描きながら、小路監督曰く「日本的なものを極力排除した」無国籍ムードが全編に漂うフィルム・ノワール。

タイトルロールである主人公・辰巳役には、繊細かつ骨太な芝居で、近年では『の方へ、流れる』(22/竹馬靖具監督)主演のほか、カンヌ国際映画祭「ある視点」に出品され、仏・セザール賞で4部門ノミネートした話題作『ONODA一万夜を越えて』(21/アルチュール・アラリ監督)での高評価が記憶に新しい遠藤雄弥。懺悔にも近い悲しみを抱え、希望なき世界を所在なく生きる辰巳の生き様をスクリーンに焼きつける。

さらに最愛の人を失い、絶望のなかで行き場のない怒りを復讐に変える葵役には、松居大悟監督の『アイスと雨音』(18)で初主演を務めて以降、『タイトル、拒絶』(21/山田佳奈監督)、『わたし達はおとな』(22/加藤拓也監督)など、作品ごとに変幻自在の印象を残す注目の若手、森田想

2023年に主演映画『わたしの見ている世界が全て』(佐近圭太郎監督)でマドリード国際映画祭外国映画部門にて主演女優賞を受賞するなど、その確かな演技力はもちろんのこと、演じる役柄に気骨と情念を吹き込むことができる稀有な若手俳優として知られる。

そのほかキャスト陣は、「全裸監督」シリーズの後藤剛範。『ケイコ 目を澄ませて』『福田村事件』など、国内の映画賞に絡み、映画ファンから注目された話題作への出演が相次ぐ佐藤五郎

劇団「オーストラ・マコンドー」の主宰で、これまで様々なジャンルの舞台作品を100本以上演出し、本作が映画初出演となる倉本朋幸。そのほかにも、松本亮亀田七海、そして、映画『佐々木、イン、マイマイン』『くれなずめ』『空白』『わたし達はおとな』などで、唯一無二の存在感と比類なき演技力を持つ藤原季節が出演する。

今回解禁となったディザービジュアルは、怒気と殺気に満ちた男と、敵意と殺意をむき出しにした女のまなざしが激しく交錯する様を捉えた激烈なビジュアルデザイン。

また、監督・キャストからも劇場公開が決定したことへのコメントが到着している。

監督・キャスト陣、映画『辰巳』公開決定を語る

●遠藤雄弥
映画『辰巳』で成瀬辰巳役を演じさせていただいた、遠藤雄弥です。
この度、4月20日から『辰巳』が劇場公開するにあたり、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。
まさに2024年『辰』年に、映画『辰巳』が公開するという、御縁も感じております笑
2019年に本撮影を行い、小路監督をはじめ、チームのみんなで大事に大事に作りあげた、大切な作品になりました。
このメンバーじゃないと作れなかった映画になったと思いますし、胸を張って皆様に楽しんでもらえる映画になったと感じており、『辰巳』を通して皆様が何を感じていただけるか、とても楽しみです。
そして、小路紘史監督がご自身の人生を懸けて生み出した渾身の長編二作目です。
本撮影が終わり、小路監督がこの5年間、妥協を許さず愛を持って作り上げ、遂に産声を上げた、映画『辰巳』を是非劇場でご覧下さい。
よろしくお願いいたします

●森田想
映画『辰巳』が約5年の月日をかけてブラッシュアップされ皆様の元へ万全の状態でお届け出来ること、心の底から嬉しく思います。スタッフキャストの垣根を越えて全員が総力を上げて作り上げた辰巳ワールド、愛してやみません。この作品で葵役を演じられた事は今の私の大きな基盤になり、あの灼熱の瞬間を忘れまいと握りしめてます。泥臭く、地に這いつくばった人間の目力が交差し合う画の連続を、楽しんで下さいますように。

●後藤剛範 
役者は孤独な仕事だと日々感じます。
現場毎にいろんな役者と出会いますが、共通の利益に向かって進むことは少ないかと思います。
ただ、『辰巳』に出演している役者達を自分は仲間だと思っています。
一週間程度の撮影でしたが『辰巳』の世界は今でも自分の血と肉になっています。
新年に佐藤五郎さん演じるアニキを囲む会で食べた特製たこ焼きも然りです。
それも芯の硬い小路監督の立ち上げた世界で遠藤雄弥とそれぞれが目を合わせたからかと思います。
『辰巳』という作品は、仲間とは程遠く、一人一人孤独を感じながら必死に生き抜いていく様な作品ですが、この世界をみなさんと共に生きれたらと思います。

●佐藤五郎
映画『辰巳』に出たかった役者は数百、数千と居たことでしょう。
僕もその中の1人です。
これほど熱望した作品は後にも先にもたぶん無い事でしょう。もしあれば幸せです。
小路紘史監督の『辰巳』に対する想いに我々キャスト一人一人が全力で乗っかり、作品に携わった全ての人間が同じ方向に全力で向き合った時、より純度の高い作品に成るんだと体感しました。
1人でも多くの人に映画『辰巳』を体感して貰いたいと思います。

●倉本朋幸
小路監督が8年を費やして作ったものが画面に俳優に宿っています。
この映画にはその時間の営みが至る所に溢れ出しています。
是非とも見てほしいです。
お時間あれば是非とも是非とも宜しくお願い致します。

松本亮
ついに皆様に『辰巳』を観ていただける事になり感無量です。撮影時のことは今でも鮮明に覚えています。監督の想いに応えたい、その一心で自分がその時出せる全てをこの作品に込めました。沢山の人にこの作品この想いが届きますように。

●亀田七海
とことんまで妥協せずに1シーン1シーンを大切に作り上げる小路監督とスタッフ、出演者の同じ熱量を感じ、「あぁ、この作品に参加できて本当に幸せだな」と撮影中何度も思いました。
登場人物一人一人生きてきた背景や抱える問題に直面しながらも、生き様は真摯で力強いものです。誰かを想うことが、こんなにも大きな力になること。画面から溢れる熱量が皆様にも届きますように。

●藤原季節
ある日、小路監督が、『辰巳』のオーディションを受けている遠藤雄弥さんの映像を見せてくれました。僕はその演技に深く衝撃を受け、その日から遠藤さんの演技や見た目をひたすら研究して、何度も『辰巳』のオーディションに通いました。そうして掴んだ役が、辰巳の弟の役でした。撮影では自分の全てをぶつけましたが、遠藤さんの辰巳は、その全てを圧倒的に上回るものでした。これを「覚悟」と呼ぶのかと、身も心もぶん殴られた気持ちです。ああ、邦画最高!

●小路紘史監督
映画『ケンとカズ』の公開から8年、2作目の映画『辰巳』がようやく公開になります。
人が人の事を素直に、大事に思うことを映画を通して描ければとこの作品を作りました。
この普遍的なテーマを、ヤクザ者が主人公で、尚且つ挑戦的で新しい映画を作るために
遠藤雄弥、森田想をはじめキャスト・スタッフ一丸となりました。その皆の結晶は、
インディペンデント魂全開の渾身の映画です!そんな映画心から観て頂きたいです。

『辰巳』は4月20日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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