『ゲット・アウト』『M3GAN』『ブラックフォン』など数々の人気ホラー映画を手掛けてきたブラムハウスに、新たなホラーIPが加わる可能性が高まっている。現在ブラムハウスは、『ソウ』シリーズを生み出し、これまで全作品に携わってきたツイステッド・ピクチャーズと、その権利取得に向けた交渉を進めているという。「Deadline」が報じた。
今回の契約が成立すれば、ブラムハウスがツイステッド・ピクチャーズの持つ『ソウ』シリーズの権利を引き継ぐことになる。ただし、全作品の配給を行ってきたライオンズゲートも同シリーズの50%の所有権を持っており、引き続き共同パートナーとして関与を続けるとのことだ。
ブラムハウスは2024年に、『ソウ』シリーズの生みの親であるジェームズ・ワン監督の製作会社アトミック・モンスターと合併した。もしブラムハウスが『ソウ』シリーズの権利を獲得すれば、1作目のみ監督を務めその後は製作総指揮として携わってきたジェームズ・ワンが「これまで以上にシリーズに深く関わることになる」と映画ファンの期待が高まっている。
『ソウ』シリーズは、悪名高き連続殺人鬼ジグソウと、その共犯者たちを描いた物語。ジグソウは被害者をただ殺害するのではなく、生きるか死ぬかのゲームに参加させて肉体的、精神的な拷問を耐え抜かせようとする。これまでに全10作が製作され、世界興行収入は10億ドル以上を記録。映画にとどまらず、コミック、ビデオゲーム、テーマパークのアトラクション、おもちゃ、マスク、コスチュームなど多岐にわたる商品展開が行われている。



