舞台「千と千尋の神隠し」の上海公演が、上海文化広場にて7月14日に開幕。初日の舞台写真が到着した。
2022年3月、世界初演として帝国劇場にて開幕した本作。2024年公演は3月に帝国劇場で開幕し、4月から6月にかけて国内ツアーを上演、並行してカンパニーが渡英し、4月から8月にロンドン・コロシアムで上演した。
ロンドン公演は、日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、また東宝株式会社主催公演としても史上初の試みとなり、ウェストエンド最大級となる客席数約2300席を連日満席にし、約30万人を動員した。
今回上海文化広場では、8月17日まで計42公演を上演。日本人キャストによる日本語での中国上演としては、演劇史上最大規模で、連日完売が続いている。同劇場は、主要施設が全て地下にあるのが特徴で、地下型の劇場としては世界最大の規模を誇る劇場。席数は1949席で、国内外の演劇やミュージカル、バレエなどが上演中だ。
7月8日には、上海文化広場で制作会見も行われ、翻案・演出のジョン・ケアード、共同翻案の今井麻緒子、千尋役の橋本環奈、ハク役の醍醐虎汰朗らが登壇。
会見では、質問で”稽古や上演以外の滞在プラン”を聞かれた橋本が「やっぱり中華ですかね」と美味しいものが食べたいと笑顔で語り、冒頭に中国語を交えて挨拶した醍醐も、ご飯の話題とともに「屋形船とか、綺麗な夜景とか、そういうのも見られたらすごい楽しいなって思います」と回答する一幕が。
また、注目ポイントが”パペット”だと言う醍醐が、「いろんなテクノロジーやデジタルのものを使うこともできるんですけど、僕らはアナログでひとりひとりパペットを練習して。そのパペットたち、すごく可愛いので注目していただけたら嬉しいなと思います」と説明。
そして、「わくわくしています」と心境を明かした橋本は、「みなさんがどういったところで笑うのかとか、どういったところで感動してくださるのかとか」「『千と千尋』を何回も観ている方がいっぱいいらっしゃると思うので、どういう風な体験になるのかっていうのをすごく楽しみにしています」と観客の反応に期待を寄せた。
ほかにも上海公演には、福地桃子（千尋役）、増子敦貴（ハク役）、山野光（カオナシ役）、澤村亮（カオナシ役）、妃海風（リン／千尋の母役）、宮崎吐夢（釜爺役）、春風ひとみ（湯婆婆／銭婆役）、樹里咲穂（湯婆婆／銭婆役）らが参加する。
舞台「千と千尋の神隠し」は7月14日～8月3日、上海文化広場にて上演。
