阿部サダヲと松たか子が夫婦を演じる「しあわせな結婚」の6話が8月21日に放送。ラストで訪れた布施の事件の犯人に関する急展開に「庇ってるのかな」「まだ何もわからない」などの声が上がっている。
愛する妻の秘密が暴かれていく本作は、夫婦の愛を問うマリッジサスペンス。弁護士の原田幸太郎を阿部サダヲ、美術教師の鈴木ネルラを松たか子、ネルラの父で缶詰メーカーの創業社長・寛を段田安則、ネルラの弟でアイドルの衣装をデザインやスタイリングをしているレオを板垣李光人、ネルラの叔父でゴルフのティーチングプロである考を岡部たかし、刑事の黒川竜司を杉野遥亮、ネルラの元婚約者で亡くなった布勢夕人を玉置玲央、「ニュースホープ」の総合プロデューサー・倉澤ちかを堀内敬子、弁護士で幸太郎と恋愛関係にあった内藤を小雪が演じている。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
15年前についた“嘘”について、警察にすべてを打ち明ける決心をしたネルラ(松たか子)は、夫で弁護士の原田幸太郎(阿部サダヲ)に付き添われて刑事・黒川竜司(杉野遥亮)のもとへ。事件前、元婚約者の布勢夕人(玉置玲央)が弟・レオ(板垣李光人)の誘拐を偽装し、父・寛(段田安則)に身代金を要求する電話をしたこと、口論になり激しいもみ合いになったこと、当時、警察に揉めた原因は布勢の女性関係だと嘘をついたことについて話す。それを聞いた黒川は、ネルラが思い出したという事件現場にいた第三者の存在から、布勢の大学時代の交友関係を洗い直そうと考え――というのが6話の展開。

その後、無事に事情聴取を終え、幸太郎とともに帰ろうとするネルラに、黒川が突然「明後日、誕生日ですよね?」と切り出す。そして、黒川は自分のデスクで一人、苺のケーキを食べるのだった。まさかのケーキにSNSでは「黒川の誕生日ケーキ渡せなくて自分で食べちゃうところがなんか憎めないというかなんというか」や「誕生日プレート見ながらケーキ食べる黒川がこの作品内で1番ヤバい奴だと思った」、「黒川刑事ケーキ事件は(えっきも…こわ…)派と(可哀想!!!可愛い!!!)派で分かれていてよい。私は拗らせ刑事最高と思っている」などの声が。

黒川に言われるまですっかり誕生日を失念していた幸太郎とネルラだが、鈴木家ではネルラの誕生日会が行われる。家族それぞれの誕生日には食べるものが決まっており、ネルラはちらし寿司。幸太郎は、それを知っていくらやウニ、マグロなどの海鮮をプレゼントするのだった。楽しく会話が進む中、寛がおもむろに、幸太郎とネルラに「あんたとネルラは、ここを出て、2人で暮らしてもいいんだよ」と言い始める。それを聞いたネルラは、幸太郎に「外で住んでみたい」と言うのだった。

文化施設の多い上野で物件を探すことにした2人は、「ニュースホープ」のMC・梶原と遭遇。梶原は年の差のある小説家のパートナーと一緒だったが、それがネットニュースによって不倫と誤報されてしまう。そこで番組は梶原の代わりに1日だけ幸太郎をMCにしようとするが、幸太郎は番組でしっかり事実を話すべきだと主張。そして番組で事の経緯を説明した梶原に対し、「常識を飛び越えて掴んだ愛だからこそ、輝かしいと思います。真実は既成の価値観を乗り越えたところにある場合もあるんです」とコメントを述べる。

結局、幸太郎のマンションに住むことを決意するネルラだが、タオルやコップなど過去の女性たちの気配が漂う部屋の備品に、やきもちを焼く。そんなネルラの姿に、幸太郎は喜びを感じるのだった。

一方、黒川が布施の交友関係を洗い直すと、ネルラへの悪評ばかりが耳につく。そして、幸太郎の番組での発言を聞いた黒川は、ネルラに対する気持ちの揺れを押し込め、「奥さんは意図せずに周りを傷つけたり翻弄したりする人です」と幸太郎に告げ、ネルラを守るよう言うのだった。

幸太郎は、家族の食事の席で再捜査が始まっていること、だからこそ引っ越しは一旦保留にすることを告げる。すると翌日、叔父の考(岡部たかし)が自分が犯人だと出頭する。考の出頭に「先週から犯人は岡部たかし演じるおじさんだと睨んだんだけど、ここでおじさん出頭だとー。みんなにおじさんが犯人だろうと予測させる展開に導いておいて、実は…」や「やっばり犯人はネルラなのかな。こうちゃんは、それを知っててかばってるのかな。それじゃ、単純すぎ?」、「考ちゃんが自首したくらいで、まだなんもわかんねーだろ!派ですね。この話数だし」などの声が上がっている。
【第7話あらすじ】
布勢夕人(玉置玲央)殺人事件の犯人として、叔父・鈴木考(岡部たかし)が警察に出頭した。再捜査が始まったことで、再び姪のネルラ(松たか子)に疑惑の目が向けられていることを知り、自ら名乗り出ることを決意したという考は、刑事・黒川竜司(杉野遥亮)に、当時の様子を語り始める。
15年前、アトリエを訪ねた考は、布勢がネルラの首を絞めているところを目撃。とっさにその場にあった燭台を手に取って無我夢中で布勢を殴り、死に至らせてしまったという。しかし黒川は、考の供述に違和感を感じる。
一方、ネルラの父・寛(段田安則)は、考の置き手紙を見つける。幸太郎(阿部サダヲ)、ネルラ、レオ(板垣李光人)とともに手紙を読み、15年前の真実を知ることに。激しく動揺する家族の願いで、幸太郎は弁護人として考の面会に向かう。しかし、考は幸太郎の弁護を頑なに拒否。
考の逮捕により、幸太郎の仕事は激減、レギュラー番組「ニュースホープ」への出演も控えることになる。さらにネルラも休職を余儀なくされ、2人はステイホームに突入することに。
つい最近まで独身主義だったのに、今は妻だけでなく家族も丸抱え。幸太郎が大転換してしまった自分の運命に思いを馳せる中、考を母のように慕い、大きなショックを受けていたレオが――。
「しあわせな結婚」は毎週木曜9時~テレビ朝日系にて放送中。

