映画『愛がなんだ』の今泉力哉監督と『ナミビアの砂漠』の山中瑶子監督が手掛けた3本の短編映画からなるAmazon MGMスタジオ製作「セフレと恋人の境界線」が9月3日(水)より独占配信。番組で紹介される、曖昧な関係を描く3本の短編映画が“リアル”な理由を、今泉監督が明かした。
番組内で上映される3本の脚本を務めたのは、監督も務めた今泉力哉と今泉かおり。
今泉夫妻によって紡がれた3つの物語はどれも登場人物のリアルな心境の動きが見事に描かれており、思わず「あるある!」と叫びたくなるような作品となっており、そのリアリティの秘密について今泉監督は「SNSのDMで届いた恋愛相談で聞いたエピソードを詰め込んだ話もあれば、自分の実体験を取り入れた話もあります」と告白する。
今泉監督といえば、恋愛のみならず人間関係の機微を丁寧に描き出す作風に定評があり、『愛がなんだ』や『街の上で』、ドラマ「1122 いいふうふ」など数々の話題作を生み出してきた。

本番組では2作目と3作目の監督と、3作すべての脚本を務めている。監督業の傍ら、日々SNSのフォロワーからDMで届く恋愛相談に乗るのが日課だという今泉監督は、「結構若い人からも届きますし、もう少し年上の世代の方からも届きます。映画を観てくれた方が多いとは思うんですが、そうじゃない方もいるみたいで、本当に幅広い内容の相談が届きます。そこで、自分では経験したことのない、恋愛にまつわるさまざまな感情に出会えるんです」と、物語ににじみ出るリアリティの秘訣を明かした。
さらに今泉監督自身が脚本も監督も務めた3作目の『特別な人』には、監督自身が大学時代に体験したエピソードも取り入れられているという。
『特別な人』では、山下美月演じる川端智子が、自分に好意を寄せる後輩の藤原一樹(演:芳村宗治郎)と徐々に距離を縮めていく。一夜を共にし、友達以上の関係になるが決して恋人関係ではない、“特別な人”という関係になるが、何を考えているのか分からない上手な川端に一樹は翻弄される…。

今泉監督は、「僕自身も若い頃に、付き合っていないのに、するしない、みたいな話になった人がいたり、付き合ってないのに、別れ話だけが存在したりなど、ああいうまだ名前のついていない関係のような特別な距離感に立たされた経験もありまして。他の細かいエピソードも自分が体験したことを織り交ぜて脚本を書きました」と、実体験を基にしているからこそのリアリティであることを明かした。

そんな様々な恋愛模様やリアルな心情が丁寧に描かれている短編映画では、監督の実体験が基になった『特別な人』のほかにも、主人公が好きな人との“友達以上恋人未満”のような曖昧な関係に悩む1作目『恋人になれたら』。
恋愛よりも仕事を優先し、特定の恋人は作らなかった30代のキャリアウーマンが、結婚前提で交際を開始した彼氏との付き合い方に迷ったり、人と暮らすことの難しさに向き合う2作目『結婚学入門』など、三者三様の“曖昧な関係”が描かれる。
それらをスタジオMCのYOU、令和ロマンくるま、ラランドサーヤ、千葉雄大の異なる恋愛観を持つ4名が観ながら忖度ナシの本音トークを展開。リアリティたっぷりの上質な恋愛映画と、スタジオMCによる白熱のトークが繰り広げられる、新時代の恋愛考察バラエティとなっている。
「セフレと恋人の境界線」は9月3日(水)よりPrime Videoにて独占配信開始(全7話/本編4話+短編映画のみ3話)。
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