2025年8月に設立されたばかりの新しい配給会社「Row K Entertainment」が、トロント国際映画祭のマーケットにて『Cliffhanger(原題)』の配給権を獲得したことが分かった。取引額は8桁(数千万ドル規模)にのぼり、「Deadline」によれば今年の同映画祭マーケットで最高額(※現時点)で契約されたという。
本作は、1993年にシルヴェスター・スタローンが山岳救助員ゲイブを演じたアクション映画『クリフハンガー』のリブート版。オリジナル版の公開以来、長年にわたって続編企画が浮上しては消えてきたが、最終的に30年以上を経てリブートという形で実現した。なお、シルヴェスター・スタローンは本作には関与していない。
監督を務めるのは『エスター』『ロスト・バケーション』のジャウム・コレット=セラ、脚本は『マッドタウン』のアナ・リリー・アミールポアー。映画の内容は、「娘のシドニーとイタリアのドロミーティ山地で高級シャレーを経営している登山家のレイ・クーパー(ピアース・ブロスナン)が、週末に億万長者の息子と旅行に出かけたところ、誘拐犯に狙われる。その襲撃を目撃し、なんとか逃げ延びたのは、レイのもう一人の娘ナオミ(リリー・ジェームズ)だった。過去の登山事故のトラウマを抱える彼女は、家族を救うため、自分の恐怖と向き合いながら過酷な山岳地帯でサバイバルに挑むことになる」というもの。
『Cliffhanger』は2026年に北米公開予定。



