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監督が絶賛「ここまでやってくれるとは思わなかった」田中麗奈が切り開く新境地『星と月は天の穴』

綾野剛主演映画『星と月は天の穴』より、田中麗奈が演じる馴染みの娼婦・千枝子の場面写真が公開された。

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『星と月は天の穴』©️ 2025「星と月は天の穴」製作委員会
『星と月は天の穴』©️ 2025「星と月は天の穴」製作委員会
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綾野剛主演映画『星と月は天の穴』より、田中麗奈が演じる馴染みの娼婦・千枝子の場面写真が公開された。

本作は、『Wの悲劇』『ヴァイブレータ』『共喰い』などでキネマ旬報脚本賞に5度輝いた(橋本学と並んで最多受賞)脚本家・荒井晴彦が、念願だった吉行淳之介による芸術選奨文部大臣受賞作品を映画化。過去の離婚経験から女を愛することを恐れる一方、愛されたい願望をこじらせる40代小説家の日常を、エロティシズムとペーソスを織り交ぜながら綴っている。

今年は、立て続けに5本の映画に出演した田中。史実に基づく物語『雪風 YUKIKAZE』では、艦長の妻・志津を凛とした姿で演じ切り、『ストロベリームーン 余命半年の恋』では余命半年の娘を持つ母を好演。『ナイトフラワー』では、総合病院の院長夫人・星崎みゆきを演じ、時代、立場、背負っているもの全てが違う女性を体現している。

そして本作で演じるのは、主人公・矢添(綾野剛)の馴染みの娼婦・千枝子。矢添を憎からず思っており、彼に対してほかの客以上の情はあるが、関係は進展することなく、時だけが流れ、女として自身の人生の選択をする時であることを自覚している。

こじらせている矢添に決して踏み込むことなく、淡々と寄り添う一方で、矢添の一番の理解者でもある。己の幸せのために、大きな決断を下していく千枝子の姿は、切なくも軽やかで、紀子(咲耶)とある種対照的な人物像となっている。ままならなさ、どうしようもなさを抱える心の内を全て言葉にはしないが、それが全身から溢れ出る色香となって、説得力が増している。

田中が「今でも千枝子を思うと胸がキュッとします」と語る通り、千枝子が持つ矢添へのある種の愛と諦念、複雑な女心の内が、物語に与える影響は大きい。

田中と荒井監督の出会いは、『幼な子われらに生まれ』。次いで、『福田村事件』。田中は、荒井監督の『火口のふたり』『花腐し』にも惹かれていたとコメントしており、今回の出演には「お話をいただいた時はびっくりしましたが、お声がけいただき大変嬉しかったです」と語っている。

荒井監督も「まさか出演してくれるとは思わなかった」と喜び、「ここまでやってくれるとは思わなかった」と期待を大きく上回る田中の演技に感嘆の声を寄せた。製作陣を唸らせたという、公園のブランコのシーンは必見だ。

『星と月は天の穴』は12月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。



星と月は天の穴 (講談社文芸文庫)
¥499
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《シネマカフェ編集部》

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