タイムカプセルから出てきた顔の塗りつぶされた卒業アルバムをきっかけに同級生の不審死が始まる、予測不能なノンストップ考察ミステリードラマ「良いこと悪いこと」の登場キャラクター、毎話のあらすじや感想をご紹介。【2025年11月29日更新】
「良いこと悪いこと」あらすじ
同窓会で集まった、小学校の同級生。タイムカプセルから出てきたのは、6人の顔が塗りつぶされた卒業アルバム。そしてはじまった、同級生の不審死。一体誰が、なんのために? 事件を止めるため動き出した2人の同級生。しかし、彼らにも秘密があり…。
容疑者は同級生。真犯人は誰だ――?
登場キャラクター

高木将(たかき しょう)/キング【34歳】(間宮祥太朗)
平成15年度 鷹里小学校6年1組 卒業生。クラスのリーダー的存在で、「キング」と呼ばれていた。
現在は、実家の高木塗装を継いで3代目社長。
妻の加奈(36)と花音(9)の3人家族。
猿橋園子(さるはし そのこ)/どの子【34歳】(新木優子)
平成15年度 鷹里小学校6年1組卒業生。6年生の時に鷹里小にやって来た転校生。
現在は、「週刊アポロ」の記者である傍ら、会社の広告塔も務める。
小山隆弘(こやま たかひろ)/ターボー【34歳】(森本慎太郎<SixTONES>)
平成15年度 鷹里小学校6年1組卒業生。高木の親友。
現在は、アプリ開発を行う会社「TURBOinc.」社長。
東雲晴香(しののめ はるか)【34歳】(深川麻衣)
園子と同期の「週刊アポロ」記者。
今國一成(いまくに かずなり)【34歳】(戸塚純貴)
高木や宇都見が集うスナック「イマクニ」の店主。
土屋ゆき(つちや ゆき)/ゆっきー【34歳】(剛力彩芽)
平成15年度鷹里小学校6年1組 卒業生。
専業主婦。旧姓は塙。
宇都見啓(うつみ けい)【34歳】(木村昴)
スナック「イマクニ」常連客。第4話では事件を調べる刑事だったことが明かされた。
小林紗季(こばやし さき)/委員長【34歳】(藤間爽子)
平成15年度鷹里小学校6年1組卒業生。
区民事務所職員。
小学生の頃、実は高木のことが好きだったと5話で園子に打ち明ける。
桜井幹太(さくらい かんた)/カンタロー【34歳】(工藤阿須加)
平成15年度鷹里小学校6年1組卒業生
居酒屋「北の桜」店主。
一命をとりとめたが、意識が戻り車椅子で移動できるようになった桜井(カンタロー)だったが、病院から姿を消す。頭に袋を被せられた桜井は灯油をまかれ火をつけられて殺されてしまう。
中島笑美(なかじま えみ) /ニコちゃん【34歳】(松井玲奈)
平成15年度鷹里小学校6年1組卒業生。
ホステス。
黒い傘の人物に突き飛ばされ、トラックに轢かれて死亡。
豊川賢吾(とよかわ けんご)/トヨ【34歳】(稲葉友)
平成15年度鷹里小学校6年1組卒業生。
美容師。
羽立太輔(はりゅう たいすけ)/ちょんまげ【34歳】(森優作)
平成15年度鷹里小学校6年1組卒業生。
ニート。
武田敏生(たけだ としき)/貧ちゃん【34歳】( 水川かたまり<空気階段>)
平成15年度鷹里小学校6年1組卒業生。
薬剤師。
マンションから突き落とされ、死亡。
大谷 典代(おおたに のりよ)【60歳】(赤間麻里子)
高木たちの元・担任教師。
現・鷹里小学校校長。
第6話ラスト、遺体で発見された。
高木加奈(たかきかな)【36歳】(徳永えり)
高木将の妻。
高木花音(たかきかのん)【10歳】(宮崎莉里沙)
高木将の娘。
各話あらすじ
第1話 「6人」
「学校創立50周年を迎える2025年に、みんなでタイプカプセルを掘り起こそう」――。東京郊外で小さな塗装会社を営む高木将(間宮祥太朗)、34歳。小学生の頃はクラスのリーダー的存在で、みんなの憧れの的。その名をもじって、みんなから「キング」と呼ばれていた。そんな高木もいまではすっかり丸くなり、地元で家業を継ぎながら、2歳上の妻・加奈(徳永えり)と小学4年生の娘・花音(宮崎莉里沙)を養う普通のパパ。22年前に校庭に埋めたタイムカプセルのことなんて、とっくの昔に忘れていたのだが…。
約束のタイムカプセルを掘り起こすため、22年ぶりに母校に集まった元6年1組。高木と仲の良かった武田敏生(水川かたまり)、専業主婦の土屋ゆき(剛力彩芽)、美容師になった豊川賢吾(稲葉友)、居酒屋を経営する桜井幹太(工藤阿須加)、学級委員長だった小林紗季(藤間爽子)もいる。当時担任だった大谷先生(赤間麻里子)は、いまや校長先生だ。そして、みんながこの日、会うのを一番楽しみにしていた猿橋園子(新木優子)――。美人記者としてテレビや雑誌で大活躍の園子に、武田や桜井は「俺のこと覚えてますか!?」と大はしゃぎするが…。
同窓会翌日、高木のところへ警察がやってきて武田がマンションから転落死したことを知らされる。その後、桜井の店で武田の死と卒業アルバムのことについて話す高木と桜井。あまり気にしていないような桜井に、高木は「お前、本当に覚えてないの?」「俺もお前も貧ちゃん(武田)も…アルバムで塗りつぶされてた6人ってのは…」と言いかけた時、園子が取材させてほしいと店に入ってくる。そして、明かされたのは、小学生当時の6人が園子を“どの子”と呼びいじめていたことだった――。
高木と園子の回想では、器具庫に閉じ込められた園子を高木たち6人が扉を叩いてからかうというシーンが描かれた。そこでは園子を閉じ込めた犯人は明かされていない。
▼SNSの声
「ドアを叩いた6人の他に誰か閉じ込めた子がいる??」
「本当は良い子に見える子が悪い子で悪く見える子が良い子だったりして?」
第2話 「歌」
高木と園子は、次なる殺人を食い止めるため、標的の1人、笑美のもとへ。いつもニコニコ笑顔で“ニコちゃん”と呼ばれていた笑美。アイドルになるのが夢で、「スポットライトを浴びるアイドルの絵」を描いていた。六本木でホステスをしている笑美は、再会するなり園子に謝罪するが、園子は「謝って楽にならないでください」「無理ですから。許すなんて」と高木を残し帰ってしまう。
一方その頃、園子の同僚・東雲(深川麻衣)と松井(秋谷郁甫)は、スクープを狙って、違法薬物の元締め・城之内の行方を追っていた。城之内は笑美の彼氏であるめ、気になった園子は、城之内が開催するクラブのイベントに潜入するという東雲と松井に同行する。
イベントでは何も起こらず笑美も姿を見せなかったため帰路につく園子。そんな園子を追ってきた笑美は、城之内の違法薬物の証拠を園子に渡し、2人は初めて本音で話し合う。少しだけわだかまりが解けたように見えた2人だったが、別れた直後、歩道で立ち止まっていた笑美は近づいてきた黒い傘の人物に突き飛ばされ、トラックに轢かれてしまう…。
▼SNSの声
「狙われてる側だけど、ターボー帰国のタイミングがよすぎるのが気になる」「マジでタイミングも怪しいし、歌いながら病室に向かう呑気さがサイコパス味あるし、目の底に闇がある」
第3話 「絶交」
“ニコちゃん”こと中島笑美が3人目の犠牲者になってしまった。やはり犯人は、高木たち6人が22年前に遊びで作った替え歌の歌詞通りに犯行を行っている…。それに気付いた高木は、「次に狙われるのは、恐らくターボーだ」。高木の一番の親友だったターボーこと小山隆弘。アメリカでアプリの開発会社を経営している小山は、偶然にも、新規事業のPR会見のため久々に日本に帰国していた。しかし園子は、「たまたま日本に帰国…?」と、小山に疑惑の目を向ける。園子の調べでは、アプリ業界の革命児と呼ばれる小山には黒いウワサが絶えない。目的のためなら手段を選ばない男。園子は小山への疑いをますます強める。
PR会見は無事終了し、場面は小山が囲み取材を受けている場面に移る。それを見ていた高木の肩にガラスの破片が落ちてくる。異変に気づいた高木は「ターボー!」と叫び、降ってきたガラス板から間一髪で小山を助ける。落ちたガラス板は粉々になった、小山が小学生のときに描いた“宇宙飛行士”の周りで輝く星屑のように…。
▼SNSの声
「東雲さんターボー会見の時居たけど、ガラス降ってきた時いなかったよね…プロフィール見てたら…ガラス職人って…犯人はキミか?」
「イマクニの店主と、アポロの猿橋さんの同僚の東雲さんって、同じ小学校だった?」「今國と東雲の子供の頃の写真の背景が一緒に見えるのが気になる」「同い年、なのが伏線か?」「不自然なくらい毎回写るイマクニ、何かあるのかな」
第4話 「黒」
真相を追う高木と園子の見立て通り、武田、桜井、笑美に続いて襲われたのは、高木の一番の親友・小山だった。一連の犯行は、高木たちが22年前に作った替え歌の順番通りに行われている…。恐らく5人目の標的は、“ちょんまげ”こと羽立で間違いない。
22年前、将来の夢の絵に「刀を構えたちょんまげ姿の侍」を描いた羽立。高木は園子と小山と3人で、羽立のアパートへ向かう。アパートから顔を出した羽立は、ボサボサの髪を輪ゴムで束ね、無精ひげを生やし、散らかり放題の部屋でひきこもり生活を送っていた。「俺たちはおまえを守りに来たんだ。友達同士で守りあえば……」と説得を試みる高木たち。しかし、心を閉ざした羽立から、「友達なんかじゃない」と拒絶されてしまう――。
一方、意識が戻り車椅子で移動できるようになった桜井だったが、病院から姿を消す。そんな桜井が頭に袋を被せられ灯油をまかれ火をつけられて殺される…という動画が高木のスマホに送られてくる。放送前から公式SNSでは「今夜、誰かが死ぬー。」と明かされていたが、それが5人目の標的の羽立ではなく、2人目の標的だった桜井だった。
園子に背中を押された羽立は、自分で散らかった部屋を掃除し、園子と一緒に高木と小山がいるバー「イマクニ」へ向かう。そして、2人に「本当は嬉しかった」「2人が友達って思っててくれて」「でも自信がなくて」と打ち明ける。そして、和解した3人が当時遊んでいたボンバーマンを一緒にプレイするというシーンが描かれた。
▼SNSの声
「ちょんまげの後ろに本当に7人目がいる!」「いよいよ7人目が出て来た!」
「7人目はイマクニだがイマクニが転校して忘れてる説」「7人目の友達(犯人)は、やっぱりイマクニの店長かな」
第5話 「みんなの夢」
同級生を次々と襲う連続殺人事件。標的となった6人のうち、生き残っている高木将、小山隆弘、羽立太輔の3人は、園子と4人で母校を訪問。当時の担任で、今は校長先生になっている大谷典代に会うためだ。
高木たちから事情を聞いた大谷は、元6年1組の中で目立ったトラブルはなかったと笑顔で答える。それどころか、園子がみんなからいじめを受けていたことすら知らなかったと言う。しかし、高木たちが帰ったあと、大谷は誰かと連絡を取ろうとする…。
一方、小山は校長室のキャビネットから自分たちの卒業アルバムだけがないことを発見しており、高木たちは大谷が顔が塗り潰されたアルバムをタイムカプセルに入れたと推測。
終盤では、大谷が電話で「もうやめませんか」「あなたに言われるとおり、タイムカプセルを掘り起こしました」「もう耐えられません」と“誰か”に伝える。その後、地下駐車場でその“誰か”が乗っていると思われる車に大谷が乗り込む…というシーンが描かれている。
また、小山の会社で働くことになった羽立は、ネット上で「鷹里小学校」を検索して調べていた。そこで当時作られたと思われる古いサイトを発見。掲示板では「このHPも、俺のことも誰も覚えてないんだ」と比較的最近の書き込みもあり、羽立は「覚えてるよ、博士だよね?」と書き込む。すると「もしかして、ちょんまげ?」とすぐ返事がくる。それに驚いた羽立は思わずPCを閉じてしまうが、どこかで掲示板に書き込みをしている“博士”という人物は「さすがちょんまげ」「ちょんまげだけだよ」と続ける。そして、最後は「あの7人組で覚えててくれたのは」との書き込みが…。
▼SNSの声
「博士って、ターボーの会見に居たパソコンずっと打ってた人?」「堀遼太くんは7人目であり犯人ではなくこれから新しく出てくる新キャスト?」「キャスティング見てたら1人だけ大木真斗くんのがなくて大木→オーキド→博士ってなったのかなって思った」
第6話 「傘」
真相を追う高木将(間宮祥太朗)と猿橋園子(新木優子)が4件目の被害を食い止めようと奔走する中、事態は急転。園子が勤める週刊アポロのライバル誌に、衝撃の見出しが躍る――「美人すぎる記者 猿橋園子 連続殺人犯疑惑!?」――。記事には、タイムカプセルのことや卒業アルバムのこと、園子と因縁のあった同級生が次々と不審死を遂げていることなどが、まるで園子が犯人であるかのように書かれていた。世間から疑惑の目を向けられて猛バッシングを受ける園子。高木と小山隆弘(森本慎太郎)は、園子を助けたくても、何もできず頭を抱えることしかできない…。
行き場を失った園子は、学級委員長だった小林紗季(藤間爽子)のもとに身を寄せる。反論記事を出すことを迷う園子に、小林は、「真実を伝えようよ」、「正しいことを、しよう」と説得し、園子は覚悟を決める。園子が反論記事を出すことに、「俺らがお前のこといじめてたのは本当だから」「攻撃されても仕方がない」と高木や小山も賛成する。
しかし、園子は反論記事は書かないと決断。それは小林が「正しいことをしようと」と言ってくれたおかげだと、小林に感謝を伝える。
その後、週刊誌にネタをリークした張本人であり、小学生のときに倉庫に園子を閉じ込めたのも小林であることが明かされた。5話では小林が小学生の時に「高木くんが好きだった」と園子に打ち明けていたが、「いつも大事なものを奪っていく――」と園子に憎しみを募らせる小林。
後日、小林が園子に「付き合ってほしい」とある場所にある場所に連れてく。それは小林の弟のお墓。実は、園子が「美人すぎる記者」として有名になった記事のせいで、弟が自殺に追い込まれていたのだ。「私は正しいことをする」と言ってナイフを園子に向ける小林だったが、高木、小山、羽立、園子が自分にかけてくれた言葉を思い出し、その場に崩れ落ち泣き続けるのだった。
▼SNSの声
「キング二重人格説あって怖い」「やはりキングも別人なのか…」
第7話 「バトン」
元6年1組の担任だった大谷(赤間麻里子)の「お別れの会」がしめやかに営まれ、参列した高木、園子、小山(森本慎太郎)の3人に、元6年1組のクラスメートたちから非難の声が集中。みんなを巻き込んでしまったことに責任を感じる高木は、力になりたいというゆき(剛力彩芽)と豊川(稲葉友)を突き放してしまう。
そんな中、ちょんまげこと羽立(森優作)と連絡が取れないことに不安を覚える小山は、預かっていた合鍵を使って羽立のアパートに入り、手掛かりを探る。そこで昔のガラケーを発見する…。
スナック「イマクニ」に集合した園子、小山、ゆき、豊川、そして高木の5人。そこで羽立のガラケーに残っていた動画の中で、“森”という仲良し組の7人目が映っているのを発見し、高木たちはその“森”の存在をようやく思い出す。また、先に羽立が発見したHPの掲示板で羽立と森がやりとりしているのも発見。この後すぐに「小6の時に校外学習で行った場所」で、2人が会うことを知って、5人は店を飛び出す。
その場所で森と思われる黒服の人物と揉み合いになり取り逃してしまった羽立。倒れ込んだ羽立のそばに駆け寄った園子は、高木たちに「逃げた人を追ってください」と言う。高木たちは黒服の人物を追うが、小山が「陸上選手かなんかだろ」と言い捨てるほど足が早く、結局逃げられてしまう。
一方、羽立も「僕のせい」「僕が終わらせないと」と再び黒服の男を探しにいく。羽立を追いかけた園子の目の前で、階段から転げ落ちてくる羽立…。首にはナイフが刺さっており、園子は悲鳴をあげる….。
▼SNSの声
「黒服2人おるやんな??」「ターボーが上着脱ぎ捨てたの怪しすぎるし黒服二人いたよなぁ!?!?」「1.逃げていった人 2.園子が部屋を出た後に映った人 3.ちょんまげを殺した人」
「トヨ怪しすぎる、犯人逃したか?」「トヨさん怪しいなー…金田一でもあったなーこのトリック」「この場面とイマクニの店でメールの話してた時にトヨがボーっとして剛力に大丈夫?って言われてたシーンがずっと気になってる」
第8話 「7人」(12月6日放送)
22年ぶりにタイムカプセルを掘り起こしたことを発端にした連続殺人事件。真相を追う高木将(間宮祥太朗)、猿橋園子(新木優子)、小山隆弘(森本慎太郎)の3人に、元6年1組の土屋ゆき(剛力彩芽)、豊川賢吾(稲葉友)も協力。もう誰も失いたくない…一刻も早く犯人を突き止めようとする高木たちは、犯人の標的となっている仲良し6人組に、もう1人仲間がいたことを思い出した。
『僕は彼らを許さない』――その人物“博士”こと森智也から恨まれていると知った高木たちは危険を感じ、ひとりで森に会いに行った羽立太輔(森優作)を助けに向かうが、間一髪のところで森を捕まえることができず、羽立の命が奪われてしまう。
失意の中、高木たちは刑事・宇都見(木村昴)の事情聴取を受ける。しかし、犯人の顔をはっきりとは見ていないため、それが本当に森だったのか、確信が持てずに曖昧な受け答えしかできない。他に思い当たる手がかりといえば、タイムカプセルから抜き取られたDVD。みんなで夢を語った映像の中に、犯人にとって見られてはマズい何かが映っているに違いないが、そのDVDが今どこにあるのかも分からず……。
事情聴取を終えた高木はふと思い立ち、みんなと別れてある場所へ向かい驚愕の事実に遭遇する。
















