間宮祥太朗主演のドラマ「良いこと悪いこと」。今回は、森本慎太郎演じる“ターボー犯人説”について考察してみる。
本作は、タイムカプセルから出てきた顔の塗りつぶされた卒業アルバムをきっかけに同級生の不審死が始まる、予測不能なノンストップ考察ミステリードラマ。主人公の高木将を間宮祥太朗が演じているほか、新木優子、森本慎太郎(SixTONES)、森優作、深川麻衣、戸塚純貴、木村昴らが出演している。

小学生時代に園子(新木優子)をいじめていた一人として、一連の殺人事件の標的になっている小山。一方で、犯人や黒幕としても早い段階から視聴者に疑いの目を向けられているのも、この小山である。
アメリカ在住のはずの小山が突然帰国したことや、第1の被害者となった“貧ちゃん”こと武田(水川かたまり)の事件当時の写真を持っていたこと、意識が戻らない“カンタロー”こと桜井(工藤阿須加)の病室には「森のくまさん」の鼻歌を口ずさみながら近づき、その「森のくまさん」の替え歌を自分が作ったとわざわざ高木に伝える点など、怪しいと思われる点は沢山ある。
3話では、頭上からガラス板が落ちてきてところを高木に救われる…という命を狙われる場面もあったが、これには「自作自演説」の声も上がっていた。
また、小山は「黒い噂が絶えない」「目的のためなら手段を選ばない」と明言されているのにも関わらず、そのような様子を描く場面は見当たらず、それがこれからの伏線になっている可能性もある。

そして、会社の社長であることから、自ら手を下さなくとも、部下を使って一連の事件を起こすことができるのもこの小山である。5話のラストでは、校長の大谷(赤間麻里子)がどこかの地下駐車場に呼び出され、車に乗り込むシーンがあったが、運転手付きの車を準備できるのも小山しかいないのでは?との意見も。
小山は非常に頭が良いというのも、事件を緻密に計画し実行できるという犯人像と一致する。6話では犯人側の計画に何かしらの狂いが生じたようだが、頭の良い小山ならすぐに軌道修正して計画を続行できると考えられるのだ。
小山が犯人だと仮定して、その動機はわからないが、SNS上で注目を集めているのが、ターボーが違法薬物に関わっているのではないか?という疑惑。薬物という視点からは、薬剤師である“貧ちゃん”や2話のニコちゃんの彼氏、城之内との繋がりも浮かび上がる。
しかし、事件の標的であるということには変わりなく、羽立と同様、今後の被害者になる可能性もある。7話予告で示唆されている5人目の被害者は誰になってしまうのか…。7話の展開に注目だ。
「良いこと悪いこと」は毎週土曜日21時~日本テレビにて放送。





