気鋭スタジオNEONが放つ戦慄ホラー『シェルビー・オークス』より特別映像が解禁された。
YouTubeチャンネル登録者数200万人を超える映画評論家クリス・スタックマンの初監督作となる本作は、『ドクター・スリープ』などで知られるマイク・フラナガンが製作総指揮を務めている。

マイク・フラナガンは、心理的恐怖と人間ドラマの融合を得意とすることで広く知られている映画監督。彼の作品は、家族や信仰に関する哲学的テーマ、心の傷といった感情的テーマを物語の中心に据え、恐怖を誘う演出とキャラクターの内面が密接に結びついている点が評価されている。また物語全体を綿密に設計する構成力にも定評があり、伏線を丁寧に積み重ねながら、後半で一気に意味がつながるドラマ性が特徴。
「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」や「真夜中のミサ」、『ドクター・スリープ』など、ホラーファンだけでなくドラマ性を重視する視聴者からも支持される作品を多数手がけており、ジャンプスケアに頼らない“感情を揺さぶるホラー”の代表的な作り手として、高い評価を得ている。
この度解禁された特別映像では、現代ホラーの旗手であるマイク・フラナガンが『シェルビー・オークス』に製作総指揮として参加することになった経緯についてクリス・スタックマン監督自身の言葉で語られている。
2人の出会いのきっかけは、クリス・スタックマンがマイク・フラナガンのブレイク作『オキュラス/怨霊鏡』(13)のレビュー動画をYouTubeに投稿したことだった。
すると、動画を目にしたマイク・フラナガンから、好意的なレビューに感謝するためにXを通じてクリス・スタックマンへ連絡があったという。「やがて、私が現在取り組んでいることや見せられる作品があるかを尋ねてくれたので、いくつかの作品を共有しました。彼は本当に素晴らしい意見やフィードバックをくれて、信じられないほど協力的でした。それから関係性は師弟関係のようなものに変化し、アドバイスをくれたり、正しい方向へ導いてくれる存在になっていきました」とクリス・スタックマン監督は振り返る。
2019年に自身の10周年記念動画の中で、「本気で長編映画を作ろうとしている」と視聴者に向けて打ち明けたクリス・スタックマン監督。「僕が『シェルビー・オークス』を書いた時、彼はそれを読んで言ったんです。“これはすごい、どうすれば手伝える?”と。そこから彼の関与はより本格的になりました」と、マイク・フラナガンが関わることになった経緯について説明した。

本作は米最大手クラウドファンディングサイトKickstarterでホラープロジェクト史上最高額となる139万845ドルを集めて製作。その後、配給権を獲得したNEONによって予算が追加され、マイク・フラナガンが正式に製作総指揮に加わると、より緊迫感のある仕上がりを求めて再撮影と再編集が行われた。
新鋭ホラー作家と現代ホラーの旗手の“最恐タッグ”による本作。映画ファン期待の一作として大きな注目が集まっている。
『シェルビー・オークス』は12月12日(金)より全国にて公開。



