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“ロゴの意味”を知ればエンドロールを見る楽しさが変わる! 映画ファンの気づきが話題に

映画のエンドロールに登場するロゴや地名の意味を分かりやすく紹介した投稿がXで注目を集めている。投稿したのは、映画ファンとして情報発信をしている黒柴の映画館(@KuroshibaMovie)さん。エンドロールを見る楽しさが“少しだけ変わる”ポイントをまとめた内容が、多くの映画好きの関心をつかんだ。

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上映終了後の映画館(※イメージ画像)
上映終了後の映画館(※イメージ画像)
  • 上映終了後の映画館(※イメージ画像)
  • 『トイ・ストーリー2』(C) APOLLO
  • 映画館の客席(※イメージ画像)

映画のエンドロールに登場するロゴや地名の意味を分かりやすく紹介した投稿がXで注目を集めている。投稿したのは、映画ファンとして情報発信をしている黒柴の映画館(@KuroshibaMovie)さん。エンドロールを見る楽しさが“少しだけ変わる”ポイントをまとめた内容が、多くの映画好きの関心をつかんだ。


黒柴さんがエンドロールに注目し始めたきっかけは、一本の作品にあったそう。


「きっかけとなった作品は『トイ・ストーリー2』です。キャラクターたちのNGシーンを添えるという斬新なエンドロールは今でもハッキリ覚えています。子どもたちにとって、文字情報ばかりになりがちなエンドロールは退屈に感じてしまってもおかしくありません。一方で、制作側からすると表彰式のような名誉ある映像です。それを子どもたちに最後まで楽んでもらおうとするディズニーの心意気に、感服の思いでいっぱいです」

『トイ・ストーリー2』(C) APOLLO

その後、エンドロールを意識して見るようになり、気になって調べたことで驚いたクレジットも多かったという。「特にびっくりしたのは地名関係のロゴです」と語るように、カナダのケベック州、アメリカのジョージア州、ニュージーランド映画委員会など、各地の支援団体のロゴは当初は制作会社のマークだと思っていたのだとか。

「ほかにも特定のロゴではありませんが、『シン・ゴジラ』の撮影協力の情報量の多さには圧倒されたのを覚えています。ちょっとしたシーンの撮影でもプロに協力してもらっていて、『上辺だけの情報で作ってないんだぞ』と訴えかけられた気分になりました(笑)。いつ見ても“自衛隊協力”の情報は威圧感があり、本気感が伝わるものですね」

映画館の客席(※イメージ画像)

黒柴さんは投稿内で、「これがわかるとちょっとだけエンドロールが楽しくなります」と記している。実際に黒柴さんは、IMAXのロゴが数種類あることに気付いてから、IMAXシアターで作品を鑑賞するのがより楽しくなったそう。「例えば、IMAX独自のカメラで撮影されたことを示す『shot with IMAX』、IMAXではない作品を最適化した『optimized for IMAX』など。鑑賞後に、どのロゴが出てくるのか予想するようになりました」

そんな黒柴さんは映画のエンドロールについてどのように捉えているのか、聞いてみた。


「私にとってエンドロールは、映画を見終わったときの感情を整理する時間です。伏線や続編の可能性を考察する時間であり、劇場が暗い状態でスマホを見ずに自身の思考に向き合える貴重な瞬間でもあると思います。私は映画館に毎週足を運んでいる身ですが、昨今はアニメ映画の躍進やSNSによる話題性の拡散により、幅広い年代の観客が劇場で見受けられるようになりました。その影響かわかりませんが、エンドロール中にもかかわらず途中退席する方や、スマホを見始める方も多くなっているように感じます」

実は黒柴さん自身も、以前は途中退席することがあったという。「SNSで映画情報の発信を始めてから価値観が変わりました。エンドロールには、映画に最適化された音楽とともに自分の思考に浸れる役割がある気がします」とし、エンドロールの情報が物思いにふける時間をより豊かなものにしてくれるのではと話す。

では、もっと多くの人がエンドロールに注目するには何が必要なのか。黒柴さんに自身の意見を聞いてみた。


「難しいですが、エンドロールにエンタメ性を持たせる工夫がもっと広がればいいと思っています。例えば『トイ・ストーリー2』のように特典映像を付けたり、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のように「忍びの地図」風にスタッフを紹介したり。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の次回予告的な映像も今や醍醐味になっていますよね。いっそスタッフの顔写真を載せるのも面白そうです。スーパーマーケットなどの野菜売り場にある『この野菜は私が作りました』という生産者紹介と同じ原理で、リスペクトが生まれる気がします。舞台のカーテンコールのように、キャストやスタッフの集合写真や挨拶動画があれば、思わず拍手してしまうかもしれません」

一つひとつのロゴやクレジットの意味を知ることで、映画の余韻に浸る時間はより深いものとなる。黒柴さんの投稿には、「なるほど」「勉強になりました」などの声が寄せられ、エンドロールを“作品の最後の一部”として楽しむためのきっかけとなった。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《シネマカフェ編集部》

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