NODA・MAP第28回公演「華氏マイナス320°」が2026年4月10日(金)より東京、北九州、ロンドン、大阪で上演されることがわかった。あわせてティザービジュアルとキャストコメントが解禁された。
野田秀樹が作・演出を手がける本作。阿部サダヲは2021年の番外公演「THE BEE」以来5年ぶり5度目の参加、広瀬すずは2022年の「Q:A Night At The Kabuki」ロンドン公演で「彼女が舞台に出てくると、観客は目を離せない」(Lost in the Theatreland)と評され、2作目の舞台出演となる。
野田がその表現力に絶大な信頼を寄せている深津絵里は1997年の「キル」以来、過去6作(出演8度)に出演しており、「エッグ」以来14年ぶりの新作出演となる。また、広瀬と深津は本作で初の共演が実現。

この3人に、大倉孝二、高田聖子、橋本さとしという歴戦の経験に裏打ちされた比類なき猛者たちが絡み合う。大倉孝二は2023年「兎、波を走る」における怪演も記憶に新しい。高田聖子は実に15年ぶりのNODA・MAP作品への参加。橋本さとしは広瀬と同じく「Q:A Night At The Kabuki」再演以来4年ぶりの参加となる。
この上に、重鎮・橋爪功が登場。「フェイクスピア」に続いて5年ぶりのNODA・MAP参加となる御年84歳の大ベテランが演じるのは如何なるキャラクターか。また、川上友里がNODA・MAPに初出演。舞台を中心に数々の映像作品でも活躍中の川上が担う役割も気になるところだ。
阿部サダヲは「『逆鱗』以来10年ぶりに大型の新作公演にお声がけ頂いてとにかく嬉しく思っています。新作のタイトル、華氏、しかも、マイナスとお聞きして、何が起きるんだろうという期待感を持ちました」とコメント。
広瀬すずは「3回目の舞台出演になりますが、今回も個性豊かで素敵な先輩方とご一緒出来ることを光栄に思いますし、色々な舞台の表現というものを勉強出来たらと思っています。タイトルを聞いて、調べてみましたが、きっと全然違う中身になっていくと思うので、どんな世界に連れていかれるのか、本当に想像がつかず、ドキドキしています」とコメントを寄せた。
深津絵里は「野田さんと出会ったのは、22歳の時。それから30年。こんなに長くご一緒している方は、他にいません。その野田さんの新作!しかも、70歳になられた野田さんが最初にこの世に生み出す作品に、私の何かが必要とされているなんて。とても光栄で、素直にうれしいです」と述べている。
コメント全文
阿部サダヲ
『逆鱗』以来10年ぶりに大型の新作公演にお声がけ頂いてとにかく嬉しく思っています。
新作のタイトル、華氏、しかも、マイナスとお聞きして、何が起きるんだろうという期待感を持ちました。出演者の皆さんも、面白いことをされそうな素晴らしい方たちが集まっていて、自分は出演せずに客席から作品を観てみたい!と思うほどです。
今回、僕は初めてのロンドン、そして公演も控えているわけですが、外国のお客様の前で公演するのも初めてなので、とにかく今から楽しみです。
広瀬すず
『Q:A Night at The Kabuki』初演(2019年)では、初めての舞台で、まだ生の舞台の怖さを分からず、ただ自由に楽しく、感情の動くままに舞台に立っていましたが、再演(22年)では、回数を重ねたことで、改めて責任感と相当な緊張感を感じました。
3回目の舞台出演になりますが、今回も個性豊かで素敵な先輩方とご一緒出来ることを光栄に思いますし、色々な舞台の表現というものを勉強出来たらと思っています。
タイトルを聞いて、調べてみましたが、きっと全然違う中身になっていくと思うので、どんな世界に連れていかれるのか、本当に想像がつかず、ドキドキしています。
深津絵里
野田さんと出会ったのは、22歳の時。それから30年。
こんなに長くご一緒している方は、他にいません。
その野田さんの新作!しかも、70歳になられた野田さんが最初にこの世に生み出す作品に、私の何かが必要とされているなんて。
とても光栄で、素直にうれしいです。
どんなことになるのか全く想像がつかないこの作品を、どんなことがあってもへっちゃらそうな心強いキャストの皆さんとともに、覚悟を持って務めたいと思います。
「華氏マイナス320°」は2026年4月10日(金)より東京芸術劇場プレイハウス、6月6日(土)よりJ:COM北九州芸術劇場大ホール、7月22日(水)より新歌舞伎座にて上演。
ロンドン公演は2026年7月2日(木)よりSadler's Wells Theatreで上演。



