間宮祥太朗主演の「良いこと悪いこと」が毎週土曜21時より日本テレビにて好評放送中。物語も終盤に入り、ここにきて警察である宇都見“真犯人説”の声が多く上がっている。
本作は、タイムカプセルから出てきた顔の塗りつぶされた卒業アルバムをきっかけに同級生の不審死が始まる、予測不能なノンストップ考察ミステリードラマ。22年前に描いた「将来の夢の絵」になぞらえる形で、園子を“どの子”と呼びいじめていた6年1組のクラスメイトが標的になっていることが分かり、“いじめをしていた”高木と“いじめられていた”園子が真相を突き止めるべくバディを組むという展開が描かれている。
主人公の高木将を間宮祥太朗が、猿橋園子を新木優子が演じているほか、森本慎太郎(SixTONES)、剛力彩芽、稲葉友、戸塚純貴、木村昴らが出演している。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
物語も終盤に入り、犯人の有力説として名前が上がっているのが、前回の考察記事で取り上げた東雲晴香(深川麻衣)、今國一成(戸塚純貴)、高木の妻・加奈(徳永えり)であるが、この3人以外にもう一人。それは、「イマクニ」常連客の宇都見啓(木村昴)である。
宇都見は1話から登場しており、常連客同士としてすでに高木とは友人のような関係だったが、4話で実は事件を追う警察だったことが明かされた。宇都見は焼死した“カンタロー”桜井幹太(工藤阿須加)のスマホを持っていたり、1話で“貧ちゃん”武田をマンションから持ち上げ転落させることができる犯人像に重なるため、この時点でも「怪しい」とは言われていた。
しかし、ここにきてその宇都見“真犯人説”の声が多くなった理由として、7話で“ちょんまげ”羽立太輔(森優作)が“博士”森智也(古舘佑太郎)に会いに行った時、森以外にその場にいたと言われている黒服の人物の体格が宇都見に似ているとの指摘がある。
また、9話の予告映像の中ではあるが、「警察VS同級生」のテロップで宇都見と小山隆弘(森本慎太郎)が対峙する様子が映し出されている。そこで宇都見は「なぜ、あなただけ失敗したままなんでしょうか」と小山に語りかけている。
確かに、「森のくまさん」の替え歌の4番目に出てくる小山が、まだ生存しているのは不自然である。3話で小山は頭上からガラス板が落ちてきたところを間一髪で高木に助けられていたが、放送直後はこれが小山の自作自演なのではないかと言われていた。しかし、いま思えば、後で小山が怪しまれるよう宇都見がそう仕掛けたと考えてもおかしくはない。
そして映像内では、警察署と思われる建物が映し出されるが、その前に止まっている1台の黒い車に注目が集まっている。SNS上では「校長先生乗せた車と、警察の車、同じ⁇⁇」「先生を迎えに行ったのが警察の車だったとしたらもう宇都見確定では?」と、5話で大谷典代(赤間麻里子)が接触していた人物の車と同じでは?との声が上がっている。
これらにより一気に犯人候補に急浮上することになった宇都見は真犯人なのか…。
ちなみに、11月23日に本作の「TVer“イッキ見”特別配信中」のニュースが出た際、宇都見役の木村昴が「ドラマ良いこと悪いこと、毎度ご覧くださり誠にありがとうございます!なんでも、お陰様で異例の大ヒットを記録しているとのことで、いちキャストとしてぼくも大変嬉しく思います。TVerでまたたくさん観られるみたいですよ。みなさんの周りの大切な人にぜひオススメしてみてください!」と、主演の間宮祥太朗や新木優子ではなくあえて木村がコメントを出していたが…。
9話での宇都見や警察の動きに注目したい。
「良いこと悪いこと」は毎週土曜日21時~日本テレビにて放送。
※12月13日(土)は21時30分より放送。



