西野亮廣が製作総指揮・原作・脚本、STUDIO4Cがアニメーション制作を行う『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』の新ヴォイスキャストとして、MEGUMI、小芝風花、吉原光夫、土屋アンナが決定。また、本予告映像が解禁となった。
ミュージカル、歌舞伎、バレエなど、多岐に渡り広がり続ける「プペル」の世界。最新作となる本作の舞台となるのは、すべての“時間”が集まる謎の異世界“千年砦”。

そこでルビッチの新たな相棒となる異世界ネコ・モフを演じるのは、俳優・タレントとしてはもちろん映像プロデューサーとしても活躍するMEGUMI。ルビッチはモフと出会い、壮大で愉快な冒険へと繰り出すこととなる。
美しい歌声を持つ、人に化けた植物・ナギ役には、多くのドラマ・映画で存在感を放ち、NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」にも出演した女優の小芝風花。
100年間約束を信じて待ち続ける、時計師・ガス役には、劇団四季でキャリアをスタートし、舞台・ミュージカルを中心に数多くの作品で知られ、ミュージカル「えんとつ町のプペル」では21年版に出演、25年版では演出も務めた吉原光夫が演じる。ナギとガス、2人が紡ぐ物語がルビッチの大冒険に大きく関わることとなる。
さらに千年砦を司る女王ネズミ役には歌手、女優、タレントと幅広く活躍する土屋アンナ。ルビッチに千年砦の止まった大時計を修理する“役割”を与えるキーパーソンを演じる。
また、山寺宏一をはじめ、前作から続投の藤森慎吾、伊藤沙莉に加え、東野幸治、「錦鯉」、森久保祥太郎がヴォイスキャストとして参加決定。「プペル」最新作の世界観をより深く、力強く彩る布陣となった。

ルビッチの新たな相棒でもある異世界のネコ・モフを演じたMEGUMIは製作総指揮・原作・脚本を手掛ける西野とデビュー当時からの旧知の仲。本作での出演について「西野君が作った作品に時を経てこういう形で参加させていただけるのは大変エモーショナルな出来事でした。西野君のピュアな想いがたくさん詰まった『プペル』という作品に携われたのも感慨深かったです」とコメント。
脚本を読んだときの感想を聞かれると「子どもたちに向けての作品でもあり、大人の人たちに向けての作品でもあると思うんですけれども、一貫して勇気と友情みたいなところを常にブラッシュアップして描いているので、私も映像を作っていますが、絶対自分にはない世界観で、めちゃめちゃピュアな人、優しい人なんだなというのを作品を通じてすごく感じました。自分の忘れていた人生の大切な部分を思い出させてくれるような作品でした」と語っている。
さらに、本作でナギとガスの恋模様も本作の大きな柱のひとつ。脚本を読んだ時の感想を聞かれると、小芝は「最初はルビッチと新しい相棒・モフが一緒に冒険していく姿にワクワクしていたんですけど、後半台本を読みながら泣いてしまって、アフレコ本番中も泣きながらお芝居するぐらい、待つことの強さを体現するガスの姿に胸を打たれて、この作品はお子さんはもちろんですけど大人の方が見ても、グっと来る作品になっているんじゃないかなと思います」と現場でのアフレコの様子をふり返った。
そんな現場での西野とのディレクションの印象を尋ねると、吉原は「僕は付き合いも長くなってきているんですけど、“瞬間の人”なんですよね。見た瞬間に足りないものとか自分の感覚において、こうなんじゃないかと思ったことに真っ直ぐなので、舞台も一緒にやっているんですが、相変わらずその瞬間に湧き上がったものを具限化するエネルギーというのにいつもすごくエネルギーをもらいます」と西野との関係性を話した。
対して小芝は「おっしゃることが見えている方で、安心して収録に臨めました。収録が始まる前に、『ナギとガスは僕(西野)と梶原くんの話なんだよね』と教えていただいて、その話を聞きながら泣きそうになって、その瞬間、気持ちのスイッチが入りました」と話した。
そして、“信じて待つ”という大きなテーマとなる本作について、吉原は「子どもだけではなくご両親も、そしてカップルも1人の人も全ての人が観に来て温かくなるし、もう1回信じよう、待とう、と思えるような作品だと思います」と自信を見せ、小芝は「本当に心が温まる作品となっております。冒険のワクワクもそうですし、人を信じて待つという1番の優しさというか強さも、私自身勉強させていただきました。いろんな方に見ていただきたいので是非劇場で見てください」と力強く語った。
ルビッチの新たな相棒・モフと、物語の鍵となるナギ・ガスの新映像
「遠くに行ってしまった大切な君にもう一度出会うまでの物語」というナレーションから始まり、ルビッチが迷い込んだのは、すべての“時間”が集まる異世界“千年砦”。
そんなルビッチの前に現れるのは言葉を話す異世界ネコ・モフ。元の世界に戻るために、ある役割を命じられる。それは千年砦で誰も直せないまま、何かを待つように止まっている時計を動かすこと。ルビッチは相棒となったモフとともに、時計を直すために新たな冒険へと踏み出す。
旅の途中で様々な異世界の住人に出会うルビッチ。ふと「友達のことを考えてた…」と立ち止まる瞬間に映し出されるのは、前作で会えなくなった友達であるゴミ人間・プペルの姿。彼との思い出を振り返りながらルビッチは「会えなくなった人のことを考えても仕方がない。だけど、先に進んじゃったら、大切な人が、遠くに行っちゃった人が戻ってくる場所が無くなっちゃうから!」というルビッチの叫びは、“もう一度会いたい”という強い想いを浮かび上がらせる。
ロザリーナの主題歌とともに、STUDIO4Cの圧倒的な映像美で描かれる冒険シーンは必見。さらに、人に化けた植物・ナギと時計師・ガスの切ない恋模様、そして煙のように迫りくる“巨大な炎の手”など、千年砦に隠された謎の一部が明かされる。果たして、ルビッチはプペルに再び会うことができるのか? 新たなキャラクターたちと共に描かれるルビッチの冒険にますます期待が高まる。
『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』は2026年3月27日(金)より全国にて公開。


