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余白が語る韓国ドラマの魅力。センス光る名作ポスターを生んだ、気鋭のデザインスタジオ「Propaganda」の世界

最近X(旧Twitter)で話題にもなっている「日本にくると韓国ドラマ・映画のポスターがポップなピンク化してしまう」問題。個人的には日本のポスターは、文字にしても写真にしても情報をこれでもかと盛り込んでしまっている印象を受ける。それに対し、シンプルだがセンスが光るポスターが韓国に多いというのが筆者の持つイメージ。ポスターデザインは世の中に数えきれないほどある作品のなかで「あ、これ観てみよう」と判断基準のひとつにもなる。

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余白が語る韓国ドラマの魅力。センス光る名作ポスターを生んだ、気鋭のデザインスタジオ「Propaganda」の世界
余白が語る韓国ドラマの魅力。センス光る名作ポスターを生んだ、気鋭のデザインスタジオ「Propaganda」の世界
  • 余白が語る韓国ドラマの魅力。センス光る名作ポスターを生んだ、気鋭のデザインスタジオ「Propaganda」の世界

最近X(旧Twitter)で話題にもなっている「日本にくると韓国ドラマ・映画のポスターがポップなピンク化してしまう」問題。個人的には日本のポスターは、文字にしても写真にしても情報をこれでもかと盛り込んでしまっている印象を受ける。それに対し、シンプルだがセンスが光るポスターが韓国に多いというのが筆者の持つイメージ。ポスターデザインは世の中に数えきれないほどある作品のなかで「あ、これ観てみよう」と判断基準のひとつにもなる。

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韓国作品のポスター制作会社を調べてみると「Propaganda(プロパガンダ)」という会社によく辿り着く。そこで今回は、韓国のデザインスタジオ「Propaganda」について、そしてこれまで世に送り出してきた歴代の韓国映画・韓国ドラマのポスターについて紹介したいと思う。

【Propagandaについて】

チェ・ジウン、パク・ドンウ、イ・ドンヒョンの男性3人で構成されている。余白の絶妙なバランスが特徴のポスターが目に留まるが、チェ・ジウンはグラフィック社の『K-GRAPHIC INDEX 韓国グラフィックカルチャーの現在』でのインタビューで「最も影響を受けたのは『グラン・ブルー(1988)』のポスター。余白が多く、人物が小さく表示されたレイアウトが好きなのも、このポスターの影響だと思います。」と語っていた。月に一度『PROPAGANDA CINEMA STORE』を開催し、デザイナー3人自ら映画ポスターや関連グッズの販売を行っているとのこと。

【Propagandaが手掛けたポスターを紹介】

①『おつかれさま』(2025)

1950~60年代の済州島を舞台に、IU(アイユー)演じる気丈な少女エスンと、パク・ボゴム演じる誠実な少年グァンシクがそれぞれの境遇に向き合いながら成長していく姿を描いたヒューマンドラマ。監督は『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』のキム・ウォンソク、脚本は『椿の花咲く頃』のイム・サンチュン。

四季を通じて描かれたドラマと同じく、ポスターも「春夏秋冬」の流れをなぞって制作されている。シンプルでありつつもドラマの要所要所をおさえたデザイン。4枚並んでいるのを見ると、ドラマのワンシーンが浮かんでくる……という人も多いのではないだろうか。

②『となりのMr.パーフェクト』(2024)

順調にキャリアを積んでいたものの人生の危機に直面し、故郷に戻ることを決意したペ・ソンニュ。そこで母の友人の息子で幼なじみのチェ・スンヒョと再会する。優れたルックスと実力を備えた若き建築家のスンヒョは彼女の登場で平穏な日常を乱されるが、互いの過去を知る二人は次第に笑いとときめきを分かち合う存在に。チョン・ヘインとチョン・ソミンが共演するロマンチックコメディー。

「この街には私たちの青春がある」というフレーズの後ろに広がる青空と街並み。シンプルだが4人並んで歩いているという構図から、どことなく関係性が垣間見えてくる一枚だ。

③『チャンシルさんには福が多いね』(2019)

長年支えてきた映画監督が打ち上げの最中に急死し、突然職を失ってしまった映画プロデューサーのチャンシル。映画一筋で生きてきた彼女は、気づけば恋人も家族もなく、人生の岐路に立たされる。そんな八方塞がりのアラフォー女性に、ある日思いがけない恋の気配が訪れる。ホン・サンス作品でプロデューサーを務めてきたキム・チョヒの初長編監督作のヒューマンコメディー。

「チャンシルさんには福が多いね」。この映画タイトル通り、チャンシルさんとそのまわりにいる人々のハッピーオーラが伝わってくる一枚だ。コンクリートの階段に黄色やピンクのチョークで描かれたハートなどが多幸感を生み出すのに一役買っている。

④『その年、私たちは』(2021)

高校3年の時ヨンスとウンは、青春をテーマにしたドキュメンタリーで1か月間ともに学校生活を送ることに。正反対の性格の二人は恋人になるも、衝突ばかりで別れを迎える。10年後、高校時代のドキュメンタリーがSNSで話題となり続編の制作が決定するというところから動いていくストーリー。再びカメラの前で向き合うことになった元恋人たちの複雑な感情を描いた青春ロマンス。主演はチェ・ウシクとキム・ダミ。

緑と光の中に映る主演の二人。写真と文字が中心となっているこのポスターはまさにPropagandaらしいといえる一枚だ。

韓国映画以外にも、日本映画の韓国版ポスターやBTSのドキュメンタリー映画、さらにはSEVENTEENのバースデースペシャルポスターなど、アイドルとのタッグを組んでいるものも。「Propaganda」のInstagramには今まで手がけてきた作品がほとんどアップされているので、ぜひアカウントを覗いて韓国グラフィックの世界を堪能してみてほしい。

(文=豊田 祥子)

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《韓ドラLIFE》

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