銃問題、イラク戦争問題の実態を暴いたマイケル・ムーア監督が、新たにアメリカの医療保障問題にメスを入れた『シッコ』。連日TVのワイドショーなどで多く取り上げられ、いろいろな意味でいま最も世間の注目を集めている話題作だ。8月22日(水)、医療従事者と国会議員を招いての特別試写会が開催され、参院選で初当選を果たした無所属の川田龍平が本作の感想を語った。
時代を超え、国境を越え、そして世代、ジャンルを越えて広く歌い継がれている「愛の讃歌」。この名曲の生みの親である歌姫、エディット・ピアフの生涯を描いた『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』が今年の9月下旬より全国公開される。本作のプロモーションのため、ピアフを演じたマリオン・コティヤールとオリヴィエ・ダアン監督が来日し、8月22日(木)に記者会見を行った。
源平合戦に用心棒!? そんなとんでもない設定で派手なアクションが繰り広げられる『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』。この三池崇史監督によるぶっとび和製ウエスタンが、ついに完成し、8月21日(火)に完成披露試写会が行われ、三池監督、伊藤英明、桃井かおり、佐藤浩市、安藤政信が舞台挨拶に登壇した。
最新のデジタルシネマの技術を駆使して演劇を収録し、映画館で上映するという新しいスタイルのエンターテイメントとして注目を浴びる“ゲキ×シネ”。その第5弾として10月6日(土)より全国のスクリーンで公開されるのが、東京、大阪の公演で7万人を動員した「劇団☆新感線」による傑作舞台を15台のデジタルシネマカメラで撮影した『朧の森に棲む鬼』。8月21日(火)、本作の完成披露試写会が開催され、舞台挨拶に主演の市川染五郎、阿部サダヲ、真木よう子、そして本作の舞台をはじめとする「劇団☆新感線」の作品の演出を務めるいのうえひでのりが登壇した。
かつて最速無敗を誇る走り屋だった赤星颯人。しかしレースで友人を失い、それまでの生活に空しさを覚え、放浪の旅に出る。そして、ある街で少女・まひろと驚異のチューンナップカーに出会ったことで、再びレースの世界に戻っていく…。チューンナップされた日本車がストリートバトルを繰り広げる『スピードマスター』が8月25日(土)に公開される。それに先駆けて8月19日(日)にプレミア試写会が行われ、監督の須賀大観、主演の中村俊介を始め、内田朝陽、蒲生真由が舞台挨拶に登壇した。また、本作の冒頭に出演している鮎貝健がMCを務めた。
『誰も知らない』で柳楽優弥にカンヌ国際映画祭史上最年少の主演男優賞をもたらした是枝裕和監督の最新作『歩いても 歩いても』。7月にクランクインした本作の製作発表記者会見が8月19日(日)に行われた。物語はある夏の日、久々に顔を揃えた一家の何気ない日常会話を軸に、そこにはいない亡くなった長男への様々な思いや、残された者たちの生への葛藤が綴られる。撮影中とあって会見は劇中の衣裳で行われ、是枝監督に加え主演の阿部寛、夏川結衣、YOU、高橋和也、田中祥平、樹木希林、原田芳雄が出席した。
TVドラマやCMなどで活躍している新垣結衣、日本映画界を代表する若手実力派、松田龍平、そして、『バベル』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートという快挙を成し遂げた菊地凛子という豪華キャストが出演した『恋するマドリ』。都会では、隣の人に一度も会ったことがないなんて日常茶飯事のこのご時世に、“引っ越し”をテーマにしたニッコリできる映画が誕生した。8月18日(土)に、その本作が公開初日を迎え、大九明子監督、新垣結衣、松田龍平、菊地凛子、世良公則、そして、音楽を担当したスネオヘアーが舞台挨拶に登壇した。
徳島・鳴門を舞台に、高校生たちによる地元の伝統の阿波踊りと、ヒップホップの融合を描いた青春エンターテイメント『阿波DANCE』。8月18日(土)に渋谷アミューズCQNにて先行公開を迎えた本作の舞台挨拶に、主演の榮倉奈々をはじめ北条隆博、橋本淳、尾上寛之に高橋克実、そして長江俊和監督が登壇した。
夏真っ盛り、熱い戦いを繰り広げる甲子園も佳境を迎えた8月18日(土)、多くの高校球児たち、そしてイチローや松坂投手をはじめ多くのプロ野球選手も愛読した、ちばあきおの同名漫画を映画化した『キャプテン』が宇都宮での先行上映に続き全国公開を迎えた。初回上映後の舞台挨拶に、主人公の谷口役の布施紀行をはじめ、墨谷二中のユニホームに身を包んだ小川拓哉、中西健、新聞部の佐々木舞役の岩田さゆり、野球部員の兄貴分・サブを演じた永井浩介、さらに谷口の父親役の筧利夫と母親役の宮崎美子、そして室賀厚監督の総勢8人が登壇した。
70年後の日本は鎖国状態──そんな驚くべき設定の映画『ベクシル ─2077日本鎖国─』。『ピンポン』の曽利文彦監督によるこの3Dライブ・アニメーションは、ロカルノ映画祭、トロント映画祭での上映や、世界129か国での公開が決定している作品だ。前作『ピンポン』から5年の歳月を経て、曽利監督が満を持して製作した本作が8月18日(土)に公開初日を迎え、監督のほか、吹き替えを担当した黒木メイサ、松雪泰子、そして主題歌を歌ったminkが舞台挨拶に登壇した。
2006年1月に公開され、大ヒットを記録した『THE 有頂天ホテル』から2年。三谷幸喜監督の第4作目『ザ・マジックアワー』の製作が7月21日からスタートした。“伝説の殺し屋”に仕立て上げられた売れない俳優が、本物のギャングの抗争に巻き込まれていくというハイパーノンストップコメディ。8月15日(水)に三谷監督を始め、出演者の佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、小日向文世、戸田恵子、寺島進、西田敏行らが出席し、製作発表記者会見が行われた。
心に傷を負った人の依頼を受け、傷を負った場所に包帯を巻くことで依頼者の心を癒す。そんな活動のために集まった若者たちが、癒しを与える過程で自らの内面と向き合っていく姿を描いた『包帯クラブ』。劇中の“包帯クラブ”が6人の若者によって結成されることに因んで、6人1組の若者をカラオケボックス「BIGECHO」池袋西口店に招待し、各部屋のモニターで映画を観てもらうという、一風変わった“カラオケ試写会”が8月15日(水)に開催された。会場のあちこちには包帯が結びつけられ、上映前にはゲストとして、劇中の“包帯クラブ”のメンバー・リスキを演じた佐藤千亜妃が来店。モニターを通じて、各部屋へ舞台挨拶の生中継も行われた。
『キリクと魔女』で高い評価を得たフランスアニメーションの第一人者、ミッシェル・オスロ監督の最新作『アズールとアスマール』の日本語吹き替え版が、スタジオジブリの監修の下で製作され、先日より公開されている。8月14日(火)、本作の公開劇場であるシネマ・アンジェリカ渋谷にて、テリー伊藤と漫才コンビ「千原兄弟」の千原ジュニアをゲストに迎えてのトークイベントが開催され、速射砲のように展開される2人のトークに会場は大きな盛り上がりを見せた。