アルフォンソ・キュアロン
レズビアン、ゲイ、バイセクシャルにトランスジェンダーといった性的マイノリティ(=クィア)を扱ったアジアの映画のみを上映する映画祭として注目を集める「アジアンクィア映画祭」。3回目となる今年も、東京・六本木のシネマート六本木にて、5月20日(金)から29日(日)までの間に計6日間の日程で開催される。
スカーレット・ヨハンソンがニューヨークで新作を撮影中。といっても、今回は演じる側ではなく、撮る側。5分の短編を集めたオムニバス映画『New York, I Love You』(原題)で映画監督デビューを飾ることになったのだ。
あるテーマをもとにいくつものショートストーリーを綴っていく短編集。最近の邦画でも『世界はときどき美しい』(全5話)、『ユメ十夜』(全10話)など個性ある作品がお目見えしたが、フランス映画『パリ、ジュテーム』はそれらを凌ぐ18のストーリーで構成されている。そして、驚くべきは名だたる監督・キャストが勢揃いしていること。『アメリ』のプロデューサー、クローディ・オサールの呼びかけでコーエン兄弟、ガス・ヴァン・サント、ウェス・クレイヴンといった監督たち、ナタリー・ポートマン、イライジャ・ウッド、スティーヴ・ブシェミといった俳優たちが集まり、1話5分という短い時間のなかにそれぞれのパリを表現したのだ。
昨年のカンヌ国際映画祭の「ある視点」部門のオープニングを飾り、話題をさらった『パリ、ジュテーム』。本作の公開初日が3月3日(土)に決定した。