フランス、パリ。31歳のポーラは、10年付き合った写真家の恋人に突然別れを告げられる。お金も、家も、仕事もないポーラは、恋人の飼い猫とともにパリを転々とするはめに。ところが、気ままな性格が災いし、居候先の友人宅からも、安宿からも追い出され、疎遠だった母親にも拒絶されてしまう。パリにはポーラの居場所などなかったのだ。なんとか住み込みのベビーシッターのバイトを探し出し、ショッピングモールの下着屋でも働き始める。ようやく自分の居場所を見つけたかに思えたが…。
レオノール・セライユ
お金も、家も、仕事もない、ちょっとくせ者のヒロインが、新たな人生に向かって少しずつ前へと進んでいく希望の物語を描いたフランス映画『若い女』。この度、公開に先立ち8月20日、渋谷ユーロスペースにて“女性限定試写イベント”が行われた。
【レビュー公開!】主人公のポーラは31歳。タイトルは『若い女』だが31歳は決して若くない。でもオバサンでもない。公開に先駆けて渋谷ユーロスペースにて“トークショー付き女性限定試写会”を実施! 本作を鑑賞した女性たちの感想は?
今年もクローズアップされる猫たち。この平成最後の夏に公開されるフランス映画では、『オーケストラ・クラス』に『若い女』と、「パリの生活には欠かせないのでは?」というほどに猫が自然な佇まいで登場する作品が連続公開される。
2017年、第70カンヌ国際映画祭で新人監督のみに授与されるカメラドール(新人監督賞)を受賞したフランスの若手女性監督レオノール・セライユの『若い女』。大旋風を巻き起こした本作の主人公ポーラを取り巻く2人の男性を徹底比較してみた。
〆切り:7月30日(月)