人生において思いもよらない事や出会いがきっかけで、恋をする。2016年秋、そんな経験してみたい!と思えるような、感動のラブストーリーが日本に上陸します!シネマカフェでは、本作の魅力と、主人公のウィル役を好演したサム・クラフリンのイケメンっぷりを特集!本作は、あなたの記憶に残るラブストーリー映画となるはずです!
出会うはずのなかった男女が出会う、まったくタイプの違う男女が心を通わせていく──この要素だけでもラブストーリーとしてはかなり魅力的です。けれど、この『世界一キライなあなたに』はそれだけじゃない! “自分らしく生きる”とはどういうことなのかを問いかけてくる、ラブストーリーとヒューマンドラマを素敵にブレンド!しかも前向きなのに泣ける!感動作なんです。 大富豪でイケメン、何もかも手に入れ人生を謳歌していた男性ウィルは予期せぬ事故で身体の自由を奪われてしまいます。一方、明るくて健康でどんなことも挑戦できるはずなのに、自分の夢はさておき家族のために働く女性ルー。失業中の彼女は6ヵ月後に自分の人生にピリオドを打つと決めたウィルの介護をする仕事を引き受け、2人は出会います。 パーフェクトな生活を手にしていた男にとって、首から下が動かない生活は生きている意味を見出せなくて、苦しくて…誰だって卑屈になります、殻に閉じこもりたくなります。そんなウィルの閉ざされた心をルーは持ち前の明るさとポジティブさで開いていきます。
ウィルは肉体的に、ルーは精神的に縛られている共通点がありますが、あらゆる面においてウィルとルーは正反対。でも、自分にないものを求め合うからこそ惹かれ合う。ウィルを演じたサム・クラフリンも「この映画はラブストーリーだ。車椅子の男の話ではない」と言うように、ネガティブ男子がポジティブ女子と出会うことで、もういちど恋をする。そして、恋をして自分らしさが見えてくることで、どう生きるかを考える。恋愛と人生の両方について考えさせてくれる、何ともよくばりな映画なんです!
「愛というのは、自分の経験や考え、感情を自分以外の誰かと分かち合うことだと思う」とサム・クラフリンが語るように、ウィルの“イケメン”力はまさにそこにあります。ウィルにとって当たり前のことでもルーにとっては非日常なことが多く、たとえばリゾート地への旅行とかクルーザーでダイビングとか…次から次へと人生初の経験をさせてあげることでルーの視野は広がり、ステキな女性へと成長していく。まるで「プリティ・ウーマン」のヒロインのよう! また、抱きしめることができないからこそ、ウィルは自分の気持ちを言葉や眼差しで伝えなくてはならないわけで、「このままもう少し一緒にいたい」「チャンスを逃さないでほしい」「君といると明日も目覚めたいと心から思う」…など、言葉のイケメン度も高いんです!
この映画に込められたメッセージのひとつは、サム・クラフリンの伝える「人生を大胆に生きろ、人生を精一杯生きろ、ということだと思う」。自分が本当の意味で生きるために何をすればいいのかをウィルは教えてくれます。家と職場(ウィルの家)の往復の生活になっているリーに「一度きりの人生だ、違う世界に飛び込んでみろ」とアドバイスする背景には、ケガをする前までは彼自身が自由に生きてきたら言える言葉でもあって、同時に明日はどうなるかは分からないことを知っているからこそ、今日という一日を人生を楽しんだ方がいいと──。家族を助けたい、好きな人と一緒にいたい、夢を叶えたい…ぜんぶ思いどおりになればいいですが、どれかひとつを選ばなければならないことだってある。ウィルがルーに向けて放るセリフは、観客の背中も押してくれるはずです。
text:Rie Shintani映画コメンテーター
LiLiCo
キュートな主人公の素直で一生懸命なところに心を鷲掴みされました! 女性が喜ぶ要素が満載。一緒に楽しく恋しましょ!
スタイリスト
小山田早織
主人公ルーのトレンド感満載のタッキーファッションから目が離せませんでした!! ルーのファッションは、自分らしさを大切にする事の意味を教えてくれました。切なくて胸がギュッとなる瞬間も見所です。
ライター
萩原麻理
「自分らしくあること」と「一緒にいること」はどちらが大切か。笑いも涙もたっぷりあるけれど、それを考える真摯なロマンスだと思います。
主演のふたりが本当にかわいかった!!さらっとしたラストがとても好きです。(19歳)
次第に惹かれあうふたりにドキドキしました。中盤から涙がこぼれ、最後は号泣。(22歳)
運命って本当にあるんだと思った。1つの出会いがお互いの人生を特別にするなんてすごいと思った。(26歳)
悲しいけれど前向きになれる、素晴らしいラブストーリーだと思いました。(34歳)
ヒロインが元気でキュートでそんな女性になりたいと思った。(37歳)
ルーの可能性を一番信じているウィルが、自分ができる方法でルーの未来を押したのは深い愛が感じられました。(43歳)
心の奥底でつながった二人に涙です。(52歳)
生と死について考えさせられました。(55歳)
舞台はイギリスの田舎町。ルイーザ・クラークは、お洒落をすることが大好きな26歳。ある日、働いていたカフェが閉店することになったルーが新たに得た職は、バイクの事故で車椅子生活を余儀なくされ、生きる希望を失ってしまった超ハンサムな大富豪ウィル・トレイナーのお世話係をする期間6か月の仕事だった。最初はルーに冷たく当たるウィルだったがルーの明るさが、ウィルの頑な心を溶かしていき、やがて2人は恋に落ちていく。しかしある日ルーは知ってしまう。 ウィルが決めた「生きる時間」があとわずかだということを…。
STAFF:
監督:シーア・シェアイック
原作・脚本:ジョジョ・モイーズ
原作:「ミー・ビフォア・ユー 君と選んだ明日」(集英社文庫刊)
CAST:
エミリア・クラーク『ターミネーター:新起動/ジェニシス』『ゲーム・オブ・スローンズ』
サム・クラフリン『あと1センチの恋』
オフィシャルサイト:www.sekakira.com
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ファッション評論家・シャンソン歌手
ピーコ
観ている内知らぬ間に泣いてしまいました。ラストでは、ずっと泣き続けて、観た後も涙が止まらず、初めての体験でした!