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オダギリジョー、チャラ男役に「演じた僕もよく分からないまま終わった」!?

辞書作りを描いた映画『舟を編む』の完成披露試写会が都内にて行われ、松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、石井裕也監督が舞台挨拶に登壇した。

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『舟を編む』完成披露試写会(左から、黒木華&オダギリジョー&松田龍平&宮崎あおい)
『舟を編む』完成披露試写会(左から、黒木華&オダギリジョー&松田龍平&宮崎あおい)
  • 『舟を編む』完成披露試写会(左から、黒木華&オダギリジョー&松田龍平&宮崎あおい)
  • 『舟を編む』完成披露試写会(左から、黒木華&オダギリジョー&松田龍平&宮崎あおい)
  • 『舟を編む』完成披露試写会(松田龍平)
  • 『舟を編む』完成披露試写会(宮崎あおい)
  • 『舟を編む』完成披露試写会(オダギリジョー)
  • 『舟を編む』完成披露試写会(黒木華)
辞書作りを描いた映画『舟を編む』の完成披露試写会が都内にて行われ、松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、石井裕也監督が舞台挨拶に登壇した。

本作は、「まほろ駅前多田便利軒」(第135回直木賞)の三浦しをんの同名小説が原作。2012年本屋大賞を受賞した原作はすでに発行56万部を突破し、2012年で最も売れた小説に。ある出版社の変わり者の寄せ集め編集部の物語となっている。タイトルになっている「舟を編む」とは、辞書を言葉の海を渡る舟に見立てた表現であり、本作で描かれるのは辞書という舟を編集する=編む人々の姿。

主人公の馬締(まじめ)を演じた松田さんは「好きな作品なので、楽しんでもらえたら…」と客席に呼びかけ、手応えを感じている様子。宮崎さんも「とてもすてきな映画が出来上がりました。自分が参加していないシーンでも試写室で観て、くすくす笑えました」と同調し、作品に一段と期待が懸かる。松田さんは、出版社で“変人”としてもてあまされながらも、独特な言葉の才能を買われて辞書編集部に迎え入れられるキャラクターを好演。松田さんにとっては、映画『まほろ駅前多田便利軒』、ドラマ「まほろ駅前番外地」に続く三浦作品への出演となる。

宮崎さんは、初挑戦した板前役について、包丁さばきや器と食材の相性などを勉強したことを明かし、「前掛けをぐっと締めると気持ちも引き締まって、背筋がピンと伸びる感じ」と役作りについて前向きな姿勢で語った。劇中、主人公の馬締(まじめ)に一目ぼれされるヒロイン・香具矢(かぐや)をチャーミングに演じている。

松田さんの先輩編集者を演じたオダギリさんは、チャラくてお調子者の役柄。「そう言われている本人は、そういうつもりなのかよく分からない。演じた僕もよく分からないまま終わりましたね」とひょうひょうと役をふり返っていた。

この日、タイトルにちなんで、辞書の思い出を言及されたキャストたちだが、辞書への思い入れがほとんどない様子で、これぞといったエピソードは披露されなかった。いまはデジタル化され、重い辞書を持ち歩く習慣がないということもあるようだ。

こだわりの作品作りに定評のある石井監督は「手作業で辞書を作っている人たちに寄り添うように作れたらいいなと思いながら作っていった」と述懐。辞書を編集する(舟を編む)人たちの、言葉と人への愛を謳う本作は、誰かに思いを伝えたいと思う人全てに贈る温かな作品に仕上がっている。

最後に松田さんは「何気なく使っている言葉を、ちょっと違った角度から観れる映画。わざわざ辞書を開いて、回り道する楽しさを知ってもらえたら…」と見どころをアピールして締めくくった。辞書の装丁デザイナー役のピース・又吉直樹の出演が話題となっているが、本作にはほかにも麻生久美子、宇野祥平、波岡一喜、森岡龍、斎藤嘉樹ら多彩な顔ぶれが揃っている。

『舟を編む』は4月13日(土)より丸の内ピカデリーほか全国公開。
《シネマカフェ編集部》

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