【美的アジア】台湾発! 甘酸っぱい“初恋”の記憶…『あの頃、君を追いかけた』

韓流・華流

『あの頃、君を追いかけた』 -(C) Sony Music Entertainment Taiwan Ltd.
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  • 第24回東京国際映画祭 『あの頃、君を追いかけた』チーム
“青春時代の恋”と聞いて、思い浮かぶことは何ですか――?

例えば、通学電車で並んで見上げた背の高かった君の顎の形、とか…。前後に並んだ席でふと振り向き接近した君の顔…とかとか。もう○年も昔の、遠い、遠い、忘れかけていた初恋の記憶を『あの頃、君を追いかけた』は光の速さで蘇らせてくれるようです。

ようやく秋めいた今日この頃、みなさんも淡い恋の思い出をこの映画から、呼び起こしてみませんか?

頭の中はエッチなことでいっぱいの高校生・コートンは、個性豊かな仲間たちとくだらない悪戯で授業を妨害する毎日。そんな彼らのマドンナは、同じクラスの優等生・チアイー。ある日、授業中に仲間とどちらが先にイクかを競い合う悪ふざけが見つかり、コートンはチアイーの監視下に置かれることに…。

そんなある日、コートンが教科書を忘れて教師から叱責を受けそうになったチアイーの身替りになったことで、2人の距離は一気に縮まっていきます。

「バカばっかやっている男子を、冷めた視線で眺める女子」という構図は、どこの国も一緒。劇中では、思春期男子特有の妄想や暴走する姿や、コートンと父親がなぜか(?)全裸で過ごすのを、何事もないかのようにあしらう母親の姿が描かれていたりもするのですが、そこに変な下品さは一切ありません。むしろ笑えます。そして、こういうシーンがあることで、コートンとチアイーがお互いに好意を持っていく心の変移が鮮明に浮き彫りになっていきます。

助けてくれたコートンに、自作の試験問題を作って渡す。優等生のチアイーなりの“好き”の表現はとてもいじらしく、好意を示すコートンに対し「私のこと美化し過ぎじゃない? 思っているより普通なのよ」と、好きな人に幻滅されるのではないかと不安に揺れる乙女心はなんだか胸がキュン! として鼻の奥がツンとしてきます。

「このまま仲の良い関係でいれるだけでいい」という思いや、「付き合ったらこの先どうなってしまうんだろう」…そんな思いから、高校、大学、と2人の間には長い時が流れ、そしてラストが訪れます。

ラストシーンは、観た方によって様々な印象を持つのではないかと思います。でも、一つ言えることは、どんな恋も、それがどんな結末であっても、「誰かを好きになること、愛すること。愛されたと感じることができることは、とても素敵なことなんだ」ということ。劇中にも登場する「人生に無意味なことなんて何もない」ということを、コートンとチアイーが教えてくれます。

私たちの“あの頃”にタイムスリップさせてくれる『あの頃、君を追いかけた』。ぜひ、笑って泣いて、そして切なくなっちゃってください!

それは、「あなたが一生懸命、人を愛したことのある証拠」です。
《text:Tomomi Kimura》

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