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圧倒的存在感を放ち続ける上野樹里、7年ぶり『隣人X -疑惑の彼女-』ほか主演映画5選

『隣人X -疑惑の彼女-』で上野樹里は7年ぶりの映画主演、熊澤尚人監督とは実に17年ぶりのタッグ「久しぶりにスクリーンで上野樹里の演技が見られる!」と話題。これまでの主演映画5選をふり返り。

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『隣人X 疑惑の彼女』©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
『隣人X 疑惑の彼女』©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
  • 『隣人X 疑惑の彼女』©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
  • 『隣人X —疑惑の彼女-』©2023 映画「隣人 X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
  • 『隣人X —疑惑の彼女-』©2023 映画「隣人 X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
  • 『隣人X —疑惑の彼女-』©2023 映画「隣人 X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
  • 『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』 - (C) 2010フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社
  • 上野樹里/ミュージカル「のだめカンタービレ」取材会
  • 『スウィングガールズ』 (C) APOLLO
  • 『お父さんと伊藤さん』(C)2015「お父さんと伊藤さん」製作委員会

上野樹里と林遣都が初共演し、第14回小説現代長編新人賞を受賞した「隣人 X」(パリュスあや子著)を実写映画化した『隣人X -疑惑の彼女-』が12月1日(金)より公開。本作で上野さんは7年ぶりの映画主演、熊澤尚人監督とは実に17年ぶりのタッグを組むなど、「久しぶりにスクリーンで上野樹里の演技が見られる!」と話題となっている。

演じるのは、平凡な生活を送っていたが、惑星難民Xの疑いを掛けられる柏木良子。Xのスクープを狙う週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)は良子に接触、2人は同じ時間を過ごすにつれ惹かれ合うも、スクープをあげて身を立てたいという功名心と良子への想いの狭間で揺れ動く、異色のミステリーロマンスとなっている。

上野さんの本作でも見せた、作品への熱い想いや役への探究心は昔から変わらず、その想いの強さから作品のことを考えると時間を忘れてしまうほど。今回は熊澤監督と共に脚本を練り上げるのに約2年間を費やし、プロデューサーからは「上野さんも企画プロデューサーの1人だと思っています」と言われるほど。

作品ごとにガラリと異なるキャラクターを演じわけ、それぞれに異なる魅力を見せるパッションを見せる上野樹里。今回はその主演映画・傑作5選を紹介する。


1. ビッグバンドでジャズに挑戦『スウィングガールズ』2004年


男子のシンクロナイズドスイミングを取り上げた『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督が、上野さん主演で、東北の片田舎を舞台にひょんなことからビッグバンドを組んでスウィング・ジャズの演奏にハマっていく高校生たちを描いた青春映画。

バンドのメンバー全員が4か月にわたる猛特訓の末、劇中で演奏される楽曲全てを吹き替えなしでこなしたことも話題に。本作は大ヒットを記録し、全国各地でロングラン上映。楽器店での管楽器の売り上げが数割伸びる、という社会現象を巻き起こした。

上野さんは、今年5月に自宅の物置に置いてあったという『スウィングガールズ』時のテナーサックスを20年ぶりに吹いている様子を自身のSNSで披露したことも。


2. 三浦春馬と共演 実写映画化『奈緒子』2008年


小学館発行の「ビッグコミックスピリッツ」にて1994年から2003年まで連載された坂田信弘原作・中原裕作画による同名漫画を、青春映画の名手・古厩智之監督により、上野さんと三浦春馬共演で実写映画化。

病気療養のために長崎県波切島を家族と訪れた小学生の奈緒子は、海に落ちてしまい、彼女を助けた雄介の父親は命を落としてしまう。数年後「日本海の疾風」と呼ばれる天才ランナーに育った雄介(三浦さん)と奈緒子(上野さん)は再会する。奈緒子は波切島陸上部のマネージャーとして夏合宿に迎えられることになり…。

本作ではシリアスな役柄に挑戦した新しい上野さんを見ることができる作品となっている。


3. 今年は舞台も『のだめカンタービレ 最終楽章 前/後編』2009/2010年


自由奔放な野田恵と完璧主義者の千秋真一という、才能溢れる2人の若き音楽家の恋模様と、クラシックへの情熱を描いた人気音楽コメディ漫画が原作。

ドラマでは、千秋先輩との出会いをきっかけにのだめが追いかけるようになるところから話が進んでいく。映画ではその後、先輩と留学した後のストーリーを描いた。のだめは大学生としてピアノのコンクールなどに出ようとするが、なぜかオクレール先生に止められてしまう。一方、千秋はオケの常任指揮者を任せられることになり、2人の距離はどんどん開いてしまう――。

コミックス、ドラマ、映画、さらには海外でもテレビドラマ化されるなど本作の人気は社会現象となった。主人公「のだめ」の“天才性”に説得力を持たせた上野さんの圧倒的演技力によりハマり役に。

今年、17年ぶりに舞台でのだめを演じたことでも大きな話題となり、9月にテレビドラマの再放送が行われた際にはSNSでトレンド入りを果たした。


4. リリー・フランキー&藤竜也と共演『お父さんと伊藤さん』2016年


劇作家・中澤日菜子の小説家デビューとなる第8回小説現代新人賞受賞作「お父さんと伊藤さん」を、タナダユキ監督、上野さん主演にて実写映画化。リリー・フランキーが20歳差のカップルを演じ、藤竜也が頑固だがどこか憎めないヒロインの父親役を好演。キレイごとだけで済まされない、娘と父親の関係を中心に、家族という存在を鋭くも温かな視点で描いた。

当時、プロモーションのため多数の取材を受けていた上野さんは、インタビュー中に女性ライターと「一番好きなシーンはどこですか? 私はここです」とお互い言い合って一緒に泣いたという。作品への愛情の深さを感じさせる上野さんならではのエピソードだ。


5. 2年の年月をかけて脚本に参画『隣人X -疑惑の彼女-』2023年


物語は、正体不明の惑星難民Xの日本での受け入れを発表したところから始まる。上野さん演じる良子は、有名国立大を卒業後、就職した大手企業を数年で退職。宝くじ売り場とコンビニのバイトを掛け持ちして生計を立て、休みの日にはお弁当を作り、図書館で借りた本を読むという慎ましやかな暮らしを送る36歳の女性だ。

そんな良子に近づき、スクープをあげて身を立てたいという週刊誌記者の笹憲太郎(林さん)が取材を進めていく中、芽生えてしまった良子への恋心と記者としての矜持のはざまで激しく揺れ動くミステリーロマンス。

7年ぶりに映画主演を務めた本作では、17年ぶりにタッグを組む熊澤監督と2年もの歳月をかけ、脚本を練り上げた。良子だったらこんな小物が好きだろう、こんな洋服や鞄を持ってるのではないかと私物をいくつも現場に持ち込むほど、良子という役にとことん向き合った。

偏見や差別、多様性など現代社会へのメッセージが込められた本作へ、上野さん自身もコロナ禍を経てマスクをした人々に、そして隣人の顔も見られなくなってしまった世の中への思いを込めたという。

原作の主人公に命と輝きを吹き込んでいく上野さん。どの作品も“上野樹里だから役が生きた”のではないかと思うほど、彼女の魅力あふれる演技と説得力は『隣人X -疑惑の彼女-』でもいかんなく発揮されている。

『隣人X -疑惑の彼女-』は12月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。



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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《シネマカフェ編集部》

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