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映画で知る、母の愛 vol.4 『Dear フランキー』でシングル・マザーのファッションをチェック

映画とファションの関係についてあえて語るとなると、ついゴージャスなものに偏りがち。あの女優はこのブランドをお気に入りとか、この女優がレッドカーペットで着ていたのは、このデザイナーのオートクチュールとか。でも、決してゴージャスではないけれど、好感の持てるファッションというのが、映画の中には存在します。

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映画とファションの関係についてあえて語るとなると、ついゴージャスなものに偏りがち。あの女優はこのブランドをお気に入りとか、この女優がレッドカーペットで着ていたのは、このデザイナーのオートクチュールとか。でも、決してゴージャスではないけれど、好感の持てるファッションというのが、映画の中には存在します。

最近では、シングル・マザーという役柄をうまく表現していたのが『Dear フランキー』。エミリー・モーティマーという、童顔でコケティッシュな女優が、20代後半から30代前半の、かなりやつれたシングル・マザーという役になりきる過程では、ファッションによるところも大きかったことでしょう。

訳あってスコットランドを点々とする母と子は、荷物も最小限。着まわし上手(?)な母親は、着古したセーター数点とくたびれきったフードつきジャケットとデニムという姿が定番。なんとも色気のない母親ですが、息子のために一念発起し、父親代わりを探しに街へ…。そんなときは、ちょっとお洒落して、スカートなんかはいてみたりして。そんなに変わり映えはしないのだけど、なんとも健気でかわいいのです。

そんな、フランキーのお母さんを見ていると、平均的な日本のお母さんたちって、信じられないほど綺麗なのだとつくづく感じます。もちろん、自由になるお金の問題というのは大きいでしょうが、日本だって少し前までは、母親になると“なりふりかまっていられない”というのが普通でした。今では、「えっ、この人が子持ち?」と驚いてしまうほど、小奇麗なママが増殖中。白いデニムをはいていたりするのを見ると、「子供と公園に行ったりして、ドロドロになったりしないのだろうか」とか、「ヨダレや食べ物をこぼされたりしないのだろうか」と疑問もわくもの。ママがきれいになっていくのも、“ガンコなシミもおどろくほどきれいに”と謳う強力洗剤たちの功績なのかな…。

《牧口じゅん》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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