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「エンディングテーマは聴かないで(笑)」新垣結衣の映画初主演『恋するマドリ』

TVドラマやCMなどで活躍している新垣結衣、日本映画界を代表する若手実力派、松田龍平、そして、『バベル』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートという快挙を成し遂げた菊地凛子という豪華キャストが出演した『恋するマドリ』。都会では、隣の人に一度も会ったことがないなんて日常茶飯事のこのご時世に、“引っ越し”をテーマにしたニッコリできる映画が誕生した。8月18日(土)に、その本作が公開初日を迎え、大九明子監督、新垣結衣、松田龍平、菊地凛子、世良公則、そして、音楽を担当したスネオヘアーが舞台挨拶に登壇した。

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『恋するマドリ』初日舞台挨拶にて(左から)大九監督、松田龍平、新垣結衣、菊地凛子、世良公則、スネオヘアー
『恋するマドリ』初日舞台挨拶にて(左から)大九監督、松田龍平、新垣結衣、菊地凛子、世良公則、スネオヘアー
  • 『恋するマドリ』初日舞台挨拶にて(左から)大九監督、松田龍平、新垣結衣、菊地凛子、世良公則、スネオヘアー
  • 『恋するマドリ』 新垣結衣
  • 『恋するマドリ』 松田龍平
  • 『恋するマドリ』 菊地凛子
TVドラマやCMなどで活躍している新垣結衣、日本映画界を代表する若手実力派、松田龍平、そして、『バベル』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートという快挙を成し遂げた菊地凛子という豪華キャストが出演した『恋するマドリ』。都会では、隣の人に一度も会ったことがないなんて日常茶飯事のこのご時世に、“引っ越し”をテーマにしたニッコリできる映画が誕生した。8月18日(土)に、その本作が公開初日を迎え、大九明子監督、新垣結衣、松田龍平、菊地凛子、世良公則、そして、音楽を担当したスネオヘアーが舞台挨拶に登壇した。

本作が映画初主演となる新垣さん。「主演ということに関しては、あまり意識しないでやりました」と頼もしいコメント。しかし、自身が担当したエンディングテーマについては、「歌は聴かないでください(笑)」と恥ずかしそう。すると監督から、「ちょっと! そしたら映画が観られないでしょ!」と手厳しく言われてしまった。それでも、「私が歌ったとか、そういう特別なこと考えないでいいです!」と、どうにも困った顔がキュート。新垣さんが考える“恋するマドリ”とは? の質問には「何かな、凛子さん…」と、隣にいる菊地さんにヘルプを頼む一幕も。結局「まだ子供だから分かりません!」だそうだ(笑)。代わりに引っ越しに関するエピソードを教えてくれた。「高校を卒業してから一人暮らしを始めて、自分一人で荷物をまとめたりしなきゃいけなかったんですけど、何からすれば良いのか分からなくて途方に暮れました。でも近所の薬局から、とりあえずダンボールをがしっと持ってきて、自分で自分の新しい生活のために、いろいろがんばるのが楽しかったり、部屋作りが楽しかったりしました」。

これまでCMやPV、ネットムービーなどで活躍してきた大九監督は、本作が初長編映画となる。「この映画を撮るときに、ニッコリとした現場であれば、ニッコリとした映画ができるのではないかという話を最初の席で言わせていただきました。まさにそういった作品が出来上がったのではないかと思っております。一人でも多くのみなさまに、そのニッコリが伝わっていれば嬉しく思います」と本作について語ってくれた。

新垣さん扮するユイが、恋心を抱くタカシを演じた松田さん。木に関する研究に没頭している物静かなユイのご近所さんというキャラクターだが、演じる上で難しかった点などは? という質問に、「いや、特に…」とあっさり答え、観客はあっけにとられてしまった。「でも、今回すごく大九監督に演出してもらいました。イントネーションの微妙な違いとかを直していただいたりして。そうやって監督から、すごくたくさん言っていただくのは久々だったので、そうした一つ一つが役として固まっていけばいいなと思ったし、それを僕自身も楽しくやらせてもらいました」と、現場でのエピソードを語ってくれた。

「今日は父兄代表のつもりで来た」という世良さん。「“あ、出た”と思ったら、もう映画が終わる、そういう重要な役どころをいただきまして(笑)。ただ僕も、7年ぶりくらいのスクリーンでしたので、こういう若々しいみなさんとご一緒出来て、とても楽しい現場で監督のバイタリティに引っ張られた、そんな撮影でした」とふり返った。映画音楽を手がけるのは初めてというスネオヘアー。隣にいる世良さんを意識してか…「スリリングで楽しい作業だったね」とロッカー風にコメントし、会場をわかせていた。「最新の画が送られてきて、それには何も音が乗ってないんです。画に対して気持ちを明るめにしたり逆に下げたり、音楽に合わせていかようにもできるので、これは非常に意味のある大変な作業だと思いながら、そのスリリングさを楽しみながらやらせてもらえたという感じです」とコメントした。

偶然にもユイと部屋が入れ替わったカッコイイ女性、アツコを演じた菊地さんは「映画を観ていただくと、魅力的って思われるかもしれませんが、私自身はユイちゃんにどこか助けられて、自分自身がニッコリしていくというか、自分にとって幸せは何だろうということを見つけていくキャラクターだと思っています。先輩であったりとか、魅力的な女性であるということよりも、どこか後輩に助けられる、ちょっと頼りないお姉さん、でも少し強がっているみたいな女性なので、すごく楽しかったですね」と、自身が演じたキャラクターについて語ってくれた。

最後に監督が思う“恋するマドリ”とは? 「生活するっていうことは、しんどいことですよね。毎日毎日、いやになっちゃうな、ってことがいろいろあるけれども、人は、そういったことをニッコリと乗り越えながら生きているけなげな生き物なんだ、そういう思いが常日頃からあります。だから“恋するマドリ”というのは、そういうけなげな人たちが暮らす空間だと思っています」。

『恋するマドリ』は渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

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