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船越英一郎&松本明子「温かい涙がとめどなくあふれる作品」『マリと子犬の物語』

2004年の10月に起きた新潟県中越地震のさなか、壊滅的な被害を受けた山古志村に残され、たった1匹で3匹の子犬たちを守り生き抜いた母犬“マリ”の実話を映画化した『マリと子犬の物語』。先日の新潟に続き、本作の試写会が東京でも開催され、主演の船越英一郎に松本明子、佐々木麻緒、猪股隆一監督、そしてマリ役の柴犬が舞台挨拶に登壇した。

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『マリと子犬の物語』舞台挨拶にて(左から松本さん、船越さん、麻緒ちゃん、猪股監督、マリ役の柴犬)
『マリと子犬の物語』舞台挨拶にて(左から松本さん、船越さん、麻緒ちゃん、猪股監督、マリ役の柴犬)
  • 『マリと子犬の物語』舞台挨拶にて(左から松本さん、船越さん、麻緒ちゃん、猪股監督、マリ役の柴犬)
  • 『マリと子犬の物語』船越英一郎
  • 『マリと子犬の物語』松本明子
2004年の10月に起きた新潟県中越地震のさなか、壊滅的な被害を受けた山古志村に残され、たった1匹で3匹の子犬たちを守り生き抜いた母犬“マリ”の実話を映画化した『マリと子犬の物語』。先日の新潟に続き、本作の試写会が東京でも開催され、主演の船越英一郎に松本明子、佐々木麻緒、猪股隆一監督、そしてマリ役の柴犬が舞台挨拶に登壇した。

船越さんがマイクを握って話し出そうとすると、マリはあっちを向いてこっちを向いてと落ち着かない様子。これには船越さん、マリをなだめながら「大女優の面倒を見なくてはいけないので(笑)」と語り会場の笑いを誘った。作品については「“守る”ということがテーマになっており、祖父は孫を、父は息子や娘を、兄は妹を、妹はマリを、マリは子犬たちや飼い主を命がけで守ろうとします。守るべきものがあればどこまでも強くなれる。そして僕らは決して一人ではなく、力を合わせればどんな困難があっても、その先に希望が待っている、と教えてくれる作品です」と力強く語ってくれた。新潟での撮影をふり返り「この映画は新潟の方々と一緒に作り上げた、と言っても過言ではないと思います」と語ると会場からは温かい拍手が。「現場では『自分たちのことを映画にしてくれてありがとう』という声を、いまだ復興の途上にある現地の多くの方々からいただきました。こちらこそみなさんにありがとうと伝えたいです」と笑顔で語ってくれた。

本作が初監督作品となった猪股監督は撮影をふり返り「マリが言葉を話せないということは、この作品を作り上げる上で最もネックとなった部分です。ただ、セリフを言えなくとも、動きや表情で本当に多くのことを表現してくれていますので、そこを観ていただきたいと思います。そして船越さん、松本さんに麻緒ちゃんも素晴らしいチームワークでマリに合わせた演技を披露してくれました」とキャスト陣に賛辞を贈った。麻緒ちゃんは「この映画は犬もかわいいし良い映画です。ぜひ観てください」とかわいらしく挨拶し、会場からは温かい拍手が贈られた。

撮影を前に山古志村を訪れたという松本さんは「この映画に参加することで復興に向けて何か出来れば、少しでもみなさんに笑顔が戻れば、という思いで作った愛が詰まった映画です」と挨拶。「撮影中に現地のみなさんにおにぎりや温かい鴨汁、うどのくるみあえなどを差し入れでいただきました。本当にたくさんの愛情を新潟の方にいただきました」と船越さんと同じく現地の人々と一体になった撮影の様子を語り、感謝の気持ちを述べた。マリの我が子を守る姿について、自身も子供を持つ身として「この作品を通じて、母性の強さをマリから学びました。いろんな世代のお母さんたちにぜひ観ていただきたいと思います」と語ってくれた。船越さん、松本さんが揃って「温かい涙が流れてくる作品です」と胸を張る『マリと子犬の物語』は12月8日(土)より全国東宝系にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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