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ドラマW「パンドラ」で20年ぶり共演の三上博史&柳葉敏郎「お互い加齢臭(笑)」

これまで質の高いドラマを世に送り出し、数々の賞を受賞してきたWOWOWのオリジナルドラマシリーズ“ドラマW”。本シリーズにおいて初の連続ドラマとなる「パンドラ」が4月6日(日)より放映される。物語は、とある大学病院の医師による、がんの特効薬という世紀の大発見を巡り、その利権や功績に群がる様々な人々の思惑が絡み合っていく医療サスペンス。3月14日(金)に本作の制作発表記者会見が行なわれ、主演の三上博史に柳葉敏郎、小西真奈美、谷村美月、山本耕史、小野武彦、平田満、國村隼の俳優陣に河毛俊作監督、脚本を担当した井上由美子が出席した。

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ドラマW「パンドラ」制作報告記者会見。前列左から脚本の井上由美子、國村隼、柳葉敏郎、三上博史、小西真奈美、河毛俊作監督。後列左より平田満、谷村美月、山本耕史、小野武彦。
ドラマW「パンドラ」制作報告記者会見。前列左から脚本の井上由美子、國村隼、柳葉敏郎、三上博史、小西真奈美、河毛俊作監督。後列左より平田満、谷村美月、山本耕史、小野武彦。
  • ドラマW「パンドラ」制作報告記者会見。前列左から脚本の井上由美子、國村隼、柳葉敏郎、三上博史、小西真奈美、河毛俊作監督。後列左より平田満、谷村美月、山本耕史、小野武彦。
  • 主人公の医師・鈴木秀樹に扮する三上博史。
  • 外科医を天職とする飯田小夜子に扮する小西真奈美。
これまで質の高いドラマを世に送り出し、数々の賞を受賞してきたWOWOWのオリジナルドラマシリーズ“ドラマW”。本シリーズにおいて初の連続ドラマとなる「パンドラ」が4月6日(日)より放映される。物語は、とある大学病院の医師による、がんの特効薬という世紀の大発見を巡り、その利権や功績に群がる様々な人々の思惑が絡み合っていく医療サスペンス。3月14日(金)に本作の制作発表記者会見が行なわれ、主演の三上博史に柳葉敏郎、小西真奈美、谷村美月、山本耕史、小野武彦、平田満、國村隼の俳優陣に河毛俊作監督、脚本を担当した井上由美子が出席した。

主人公の医師・鈴木を演じる三上さんは「井上さんの脚本は、全ての登場人物を立体的に描いており、また役者に対してどう表現するかという余地を残してくれていて、毎日頭を悩ませながら演じています」と充実した表情を見せた。自分の役柄については「サエない男が世紀の大発見をすることでテンションがいきなりドーンと変わるんですね。このテンションの上がりを表現するのが本当に難しかったです」と語った。

ある殺人事件を捜査していたが、ふとしたことでこのがんの特効薬を巡る事件に巻き込まれる警視庁の捜査一課の刑事・的場役の柳葉さんは「井上さんの作品には何本か出演していますが、脚本を読んだとき、的場の役にはすでに僕の性格や表現の仕方が織り込まれていて『これは俺しかいないな』と思いました。的場はかつて四課、いわゆる“マル暴”に在籍したことを背景にした荒っぽさや強引さを持っている男。僕が演じることで加齢臭が伝わればと思ってます」と意気込みを語った。ちなみに三上さんと柳葉さんは“トレンディドラマの元祖”と言われる「君の瞳をタイホする!」以来約20年ぶりの共演となったが「互いに加齢臭ですが(笑)、共演できて本当に嬉しい」(三上さん)、「20年間、互いの庭で育ててきたものを出し合って、こうして再び挑戦できるというのは幸せ」(柳葉さん)と共に喜びを語った。

國村さんは自身が演じる医学部長の大田黒を「他人の痛みよりも自分の欲望を優先させるセルフィッシュで子供っぽい人物」と表現する。作品については「これまでの日本のドラマになかった深み、重厚さを持っています」と語った。

おどけた調子で「脚本を読んだときは、自分には女優との絡みはないのか? と思った」と語るのは小野さん。厚生労働大臣の深見に扮するが、その役作りについては「詳しいお話はできませんが、河毛監督のリードによってキャラクターを引き出してもらっています」と思わせぶりな口ぶり。

平田さんは製薬会社の元重役で、いまは会社が経営する病院の理事長を務める朋田に扮する。自身の役柄、そして撮影について「恐る恐る現場に入りましたが、第2話、3話とどんどんキャラクターが変化していき、いまは自分でも分からなくなってしまっています(笑)。僕自身、楽しみながらも怖くもあるといった感じです」と心情を語った。

小児がんを患い、鈴木の新薬の治験患者となる少女・愛美役の谷村さんは「現場は、この作品の世界とは真逆な感じで笑いが飛び交う楽しい現場で、のびのびと撮影に臨んでいます。これまでの井上さんの作品では、陰のある役を演じることが多かったのですが今回はストレートな役。こういう正反対の役を自分に振っていただけて嬉しいです」と堂々とした口調で語った。

鈴木と同じ大学病院に在籍する外科医・小夜子を演じる小西さんは「小夜子は、さばさばして奔放な部分と知的で小悪魔的な部分を併せ持った女性。こうした役を演じるのは初めてです。野心家なんだけど、どこかかわいげがあって許せてしまう、というのを表現するのは難しくもあり楽しいです」とこれまでにない役柄のやりがいを口にした。

山本さんは小夜子の恋人でこの事件を追う新聞記者・太刀川を演じると共に、ドラマのナレーションも務める。「物語の中で動き回る自分と、全体を客観視する語り部としての静の部分という密度の濃い役をやらせていただき光栄です」と笑顔で語った。

「マチベン」、「14歳の母」など、これまで話題のドラマの脚本を数多く手がけてきた井上さんは「人間にとって素晴らしいものが発見されたのに、人々はパニックに陥っていくという皮肉な物語。それから、妥協することなく集められた素晴らしい俳優陣の演技合戦。この2つが見どころです」と自信をのぞかせた。

河毛監督は「医療サスペンスであり、シミュレーションドラマではありますが、何よりもまず人間ドラマ。非常に複雑な登場人物たちが、善と悪の間を微妙な緊張感を持って揺れ動きます。“良き人生とは何か”ということを考えさせてくれる作品です」と語った。

一人の医師によって開けられたパンドラの箱。その先にあるのは希望か、絶望か? ドラマ「パンドラ」はWOWOWにて4月6日(日)より放映開始。

連続ドラマW「パンドラ」
http://www.wowow.co.jp/dramaw/pandora/
4月6日(日)より毎週日曜22:00〜WOWOWにて放送スタート(全8話)
※第1話は無料放送
《シネマカフェ編集部》

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