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『コドモのコドモ』の主演・甘利はるな「“持田春菜”になった甘利はるながいた」

映画『コドモのコドモ』で描かれるのは小学校5年生、11歳の女の子の妊娠と、彼女を取り巻くクラスメートの団結。倫理的にも教育的にもデリケートで難しい問題を題材にしてはいるが、ファンタジックな要素も加え、誠実に“命”というものについて描いている。本作で妊娠してしまう持田春菜を演じたのは主人公・春菜と同じ11歳の甘利はるな。屈託のない笑顔で春菜役を熱演した彼女に話を聞いた。

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『コドモのコドモ』 甘利はるな
『コドモのコドモ』 甘利はるな
  • 『コドモのコドモ』 甘利はるな
  • 『コドモのコドモ』 -(C) 2008.『コドモのコドモ』製作委員会
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映画『コドモのコドモ』で描かれるのは小学校5年生、11歳の女の子の妊娠と、彼女を取り巻くクラスメートの団結。倫理的にも教育的にもデリケートで難しい問題を題材にしてはいるが、ファンタジックな要素も加え、誠実に“命”というものについて描いている。本作で妊娠してしまう持田春菜を演じたのは主人公・春菜と同じ11歳の甘利はるな。屈託のない笑顔で春菜役を熱演した彼女に話を聞いた。

「春菜が出産をするシーンが一番思い出に残っています」

映画初出演にして初主演、しかも初オーディション。それまでに演技経験も特になく、400人もの中から抜擢された。
「何も分からない状態でオーディションを受けたので、最初から最後まで緊張したままで終わってしまいました(笑)。前日にもらっていた台本の一部を何人かずつで読み合わせしたんです」。

撮影は夏と冬にそれぞれ1か月ずつ、秋田の能代で行われた。初めての映画の撮影に参加した感想をこう語ってくれた。
「出産シーンが一番思い出に残っています。出産シーンがある映画のビデオを観たり、お母さんに教えてもらったり…。出産シーンを撮影する当日に助産婦さんが来てくれて、『そこはもうちょっと痛い感じだよ』とか、教えてもらったりしたのを覚えています」。

はるなちゃんが演じる持田春菜は、ある日、幼なじみの男の子のコドモを妊娠していることに気づく。しかし、大人に相談できるような状況ではなく、春菜のクラスメートは、一致団結して、自分たちだけで出産を助けようとするのだ。もちろん、撮影前には入念なリハーサルが行われた。
「撮影が始まる前の土曜日、日曜日とか、祝日に練習しました。出産するシーンが中心で、あとは、妊娠している人の歩き方も練習しました」。

「私だったら大人の手を借りて、まずは病院に連れて行きます」

コドモにとってだけではなく、周囲の大人たちにとっても衝撃的な内容を含んでいる本作だが、当のはるなちゃんには大人の喧騒はどこ吹く風のようだ。
「映画の中の“持田春菜”がどんな感じにスクリーンに映っているのかが気になっていたんです。完成した作品を観たら、“持田春菜”になった甘利はるながいたので、良かったです」。

では最後に、もし映画の中の話が現実になった場合、はるなちゃんはどうするか?
「もし、私のクラスメートがはるなのように妊娠したら…。私は大人の人の手を借りて、まずは病院に連れて行きます。それに親に話した方が良いよって言います」。

将来は、本作で共演した「谷村美月さんのような女優になりたい」と明るく笑うはるなちゃん。本作へ出演したことで演技の楽しさを知り、今後も女優活動を続けていきたいと言う。次回作は『ブタがいる教室』。こちらも、クラスで協力して子ブタを育てることで、命の大切さを知っていくコドモたちの姿を描いている。

いまはまだ、女優としての経験も人生の経験も少ないが、映画の中の春菜のように、持ち前の明るさで、どんな問題も乗り越え、将来の夢に向かって着実に歩いていくことだろう。
《シネマカフェ編集部》

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