※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

松ケン、小雪の支えも得て過酷な忍者アクションを克服「自身で最高の演技が出来た」

1965年より「週刊サンデー」で連載され、その後、アニメ化もされ一世を風靡した白土三平による傑作忍者コミック「カムイ外伝」。その中の一編「スガルの島」を題材に、監督・崔洋一、脚本・宮藤官九郎がタッグを組んで実写映画化が実現した。一昨年の11月から約1年にわたる撮影を経て、5月7日(木)、完成を前に行われた本作の制作報告会見に崔監督はじめ、主演の松山ケンイチ、小雪、伊藤英明、小林薫らキャスト陣が出席した。

最新ニュース レポート
注目記事
『カムイ外伝』製作報告会見にて(左から)崔洋一監督、伊藤英明、松山ケンイチ、小雪、小林薫
『カムイ外伝』製作報告会見にて(左から)崔洋一監督、伊藤英明、松山ケンイチ、小雪、小林薫
  • 『カムイ外伝』製作報告会見にて(左から)崔洋一監督、伊藤英明、松山ケンイチ、小雪、小林薫
  • 『カムイ外伝』 松山ケンイチ
  • 『カムイ外伝』 小雪
  • スモークの中から一同登場!
  • “リアル鬼ごっこ”で過酷なアクションに挑戦
  • 夏の沖縄に悲鳴を上げるばかり
  • メガホンを取るとひとたび人格が豹変!?
  • うわさの真相やいかに…?
1965年より「週刊サンデー」で連載され、その後、アニメ化もされ一世を風靡した白土三平による傑作忍者コミック「カムイ外伝」。その中の一編「スガルの島」を題材に、監督・崔洋一、脚本・宮藤官九郎がタッグを組んで実写映画化が実現した。一昨年の11月から約1年にわたる撮影を経て、5月7日(木)、完成を前に行われた本作の制作報告会見に崔監督はじめ、主演の松山ケンイチ、小雪、伊藤英明、小林薫らキャスト陣が出席した。

伝説の忍者・カムイを演じるにあたり、初の本格アクションに挑んだ松山さんは、その過酷な撮影によるケガで一時中断を余儀なくされたが、「悩んだり、過酷な状況だったが、何としてもやりきるという思いで最後までやりきりました。いまでは自分の中で最高の演技が出来たと思ってます」と達成感に満ちた表情で撮影をふり返った。また松山さんと共演の小雪さんといえば、先日恋仲のうわさが取り沙汰されたが、お互いの第一印象を尋ねられると、「ちょうど僕がストレッチをしていたときに、第一声で『体固っ!』って言われたんです。あ、ストレートな方だなと…」と弱気に漏らす松山さん。と同時に、「精神的に弱くなってしまったときに本当にみなさんに良くしてもらったのですが、小雪さんもその一人。みなさんにしてもらったことは絶対に返していきたいですし、小雪さんに対しても同じです」と真摯な眼差しを向けた。そんな松山さんを小雪さんは「すごくシャイで不器用な方」と評し、「だけど、みんなの愛情をちゃんと理解し作品を通して返してくれる人なので、撮影を通して印象がすごく変わりました」と先輩としての余裕と風格を漂わせた。

鬼監督として知られる崔監督の下、灼熱の沖縄でスタートした撮影についてはキャスト陣からは悲鳴が上がるばかり。フィジカルに自信があるという伊藤さんをもってして、「体が思うように動かず、おれダメかなと思いました。だから、小さいときにやった忍者ごっこを思い出して、これは“リアル鬼ごっこ”なんだと騙し騙しやってた」と苦労を滲ませた。また、小林さんも沖縄での撮影を“殺人行為”と訴えながらも、「ぼくはずっと若い頃からアクションをやってきたので、やっといて良かったなと思いました」と冗談めかし、笑いを誘った。

スガル役の小雪さんも本作で本格アクションを初めて経験したが、その苦労を尋ねると「思い出すときりがないんです…」と困った様子で告白。「体が動かなくなると精神的にも希望が持てなくなって、限界を感じましたが、ベストの道を模索していく中で、精神的にとても鍛えられた」と語った。

総じて、キャスト勢が苦労を語る一方で、監督は「私は今回は珍しく倒れることなく、若い人たちがバタバタと熱射病で倒れるのを見て、ちょっと優越感に浸ってた」と不敵な笑みを浮かべた。初めての忍者のワイヤーアクションの撮影については、「一瞬気分はジョン・ウーかと思いましたが、崔洋一はどこまででも崔洋一。撮影現場では常軌を逸することもありましたが、その苦闘の連続が観客に熱風として伝わればと思います」とのこと。さらに、本作のキャッチコピーでもある“生き抜け、負けるな”との言葉を掲げ、「一人の逃げる男と女、追う男たち、取り巻く家族たち。生きることは喜びですから、喜びを阻害するものと戦わざるを得ない、相対する葛藤に実感を持って向き合うことが出来た」とアクションの底に流れる忍者スピリットを謳い上げた。

本作の完成は6月中旬予定。『カムイ外伝』は9月19日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top