五月病? ならばコレを観よ! vol.1 デキル男たちの“攻め”『ハゲタカ』

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『ハゲタカ』 -(C) 2009 映画「ハゲタカ」製作委員会
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この季節になると、新生活、新年度に慣れてきた人々の間に蔓延するのが五月病。毎年五月には、この病に打ち勝つという趣旨のテーマを掲げてコラムを書いている私ですが、その理由は、ゴールデンウィークが終わると、私自身がいつも五月病っぽくなってしまうから。「ずっとお休みだったらいいのに。せめて、あと数日…」と、休み終盤に差しかかると何だかとっても寂しくなるのです。この不況の中、やるべきことがあるというのはありがたいものなのに、人というのは贅沢ですよね。そんなときには、何かに情熱を燃やす人々の姿を見ることで、気持ちを奮い立たせる私。案外、人って単純ですから。

今年、ゴールデンウィークに遊び呆けてしまった私を“社会復帰”させてくれたのは、映画版『ハゲタカ』でした。人と人、企業と企業、知恵と知恵とのぶつかり合いをスリリングに描いたドラマ。経済界が舞台であり、企業買収を軸にして動くストーリーなので、専門用語も多数登場しますが、ベースにあるのは人間ドラマ。様々な局面で露呈する人間の野望や葛藤、挫折が描かれている秀逸な人間模様が魅力です。この作品は、ご存知の通り、NHKで放映されて大好評を博した同名ドラマの続編劇場版。公開は6月6日(土)。ドラマ版を観ていなくても、経済についてちんぷんかんぷんでも楽しめますが(私が証人!)、映画を観た後は絶対にドラマに興味を持つはずなので、公開前に予習も兼ねてドラマを観ておくことをおすすめします。ちなみに、ドラマについて経済に詳しいある知人は「すごいリアル!」と絶賛。企業買収の渦中にあった経験を持つ別の知人は、「トラウマとなった嫌なことを思い出すから、観られない」とひと味違った表現で、そこに描かれた現実味について太鼓判を押してくれました。

ドラマ版の全6話は、ウェブサイト「NHKオンデマンド」で有料にて鑑賞可能。6月まで、五月病のまま過ごしたくない、1秒だって待てない、という人には今日すぐに観られるのでもってこいですね。

やはり、カッコいい仕事人たちの姿を見ると刺激になって、「こちらももうちょっとがんばるか!」という気になるもの。さらに女性には、大森南朋がかっこいいので、五月病に関係なくおすすめ。「やっぱり、草食系なんかでなく、ガンガンに攻めて、攻めて、攻めまくる“デキる肉食系”が素敵!」と再認識させられる作品でした。やはり合言葉は「買い叩く、買い叩く、買い叩く」ですね。でもそんな冷徹な“ハゲタカぶり”だけでなく、ちょっと揺れ動き、傷ついているような表情も見せてくれるので、そこにもキュンとなるのが女心。あまりにガツガツし過ぎている男は願い下げですが、やるときにはやる男には、女性はもちろん、男性だって刺激され、惚れてしまうはず。驚いている暇もないほどスピーディな展開に思い切り圧倒されて、あっという間に終演を迎えた頃には、きっと五月病なんて吹き飛んでいるはずですよ。

《text:June Makiguchi》

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