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ジェイク・ギレンホール インタビュー ペルシャの王子様役の意外な秘訣は?

『ドニー・ダーコ』で一躍、注目を浴び、『ブロークバック・マウンテン』では英国アカデミー賞受賞および本家オスカーノミネート、甘いマスクで人気を博しつつ、確実に“演技派”としての地位を固めてきたジェイク・ギレンホールが、これまでのイメージを一新、アクション・ヒーローを演じたのが『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』。新境地を呼ぶにふさわしいペルシャの“王子様”をどのような思いで演じたのか? ジェイクに話を聞いた。

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『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』 ジェイク・ギレンホール -(C) Nozu Chiaki
『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』 ジェイク・ギレンホール -(C) Nozu Chiaki
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  • 『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』  -(C) Disney Enterprises, Inc. and Jerry Bruckheimer, Inc. All rights reserved.
  • 『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』 ジェイク・ギレンホール -(C) Nozu Chiaki
『ドニー・ダーコ』で一躍、注目を浴び、『ブロークバック・マウンテン』では英国アカデミー賞受賞および本家オスカーノミネート、甘いマスクで人気を博しつつ、確実に“演技派”としての地位を固めてきたジェイク・ギレンホールが、これまでのイメージを一新、アクション・ヒーローを演じたのが『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』。新境地を呼ぶにふさわしいペルシャの“王子様”をどのような思いで演じたのか? ジェイクに話を聞いた。

30代を前に、ついに(?)“アクション・ヒーロー”という分野に足を踏み入れたジェイク。彼は、これまでの自身のキャリアをふり返りつつ、ユーモアを交えてこう語る。
「僕がこれまでに出演してきた作品を並べてみれば、一貫性がほとんどないことに気づくと思うよ。一貫性がないということに関しては一貫性があるけどね(笑)。ワイオミングで2人の羊飼いの男が恋に落ちることを描いた微妙な作品(※『ブロークバック・マウンテン』)でも、『プリンス・オブ・ペルシャ』のようなアクション映画でも、最高の仕事をできるという自信を与えてくれる人々によって作られた作品であることに変わりはないんだ。最終的には観客に満足してもらうことに尽きるしね。僕たちが今回大々的な娯楽映画を作った理由もそこにあるんだ」。

さらに、ヒーローを演じることの魅力についてはこんなことを…。
「悪者と戦って、ヒロインにキスして、たいていは最後に勝つよね。それが魅力さ(笑)。僕にとって、この役を演じることの魅力は、8歳の子供みたいな自分の一面を満たすことだった。そういう役はまだ演じたことがなかったからね。『マイ・ブラザー』や『ジャーヘッド』、『ブロークバック・マウンテン』は、8歳にはふさわしくない作品だから(笑)。この作品は自分のそういう一面を追求するいいチャンスだったんだ。僕は、自分のことを真剣に受け止めるのにうんざりしていたからね」。

本作のプロデューサーを務めたのは、ハリウッドきっての“剛腕”ジェリー・ブラッカイマー。ジェイクは、自身が演じたダスタン王子の役作りについての、ブラッカイマーとのこんなやり取りを明かしてくれた。
「彼に『この役に関して、僕が考えていることがある』と言ったら、『いいよ、どんなことだ?』って。そこで『ロングヘアにすべきだと思います』って答えたんだ。すると彼は『全く構わないよ。ニコラス・ケイジが出てる僕の映画(『コン・エアー』※ニコラスは長髪で出演)を観ただろう?』って言ってくれたよ。だから、最初のプロセスは半年かけて髪を伸ばすことだった。シャンプーとコンディショナーを使った徹底的な管理が必要だったよ。秘訣はツーインワンじゃなくて、シャンプーとコンディショナーを(別々に)使うことだったなんてね…(笑)」。

もちろん、髪型だけでなく、アクションの練習も事前にかなり行っている。
「僕は普段から活動的だから、この映画の準備としてやったトレーニングも、撮影でのアクションも心から楽しんだよ。TVゲーム版の『プリンス・オブ・ペルシャ』の僕のキャラクターが壁を歩けることを知って、これは絶対にパルクール(※自身の肉体だけで、障害を飛び越えたり、壁を乗り越えたりするスポーツ)を習得しなければいけないと悟った。パルクールの創始者のデヴィッド・ベルに訓練してもらえたことは幸運だったね。壁を歩いたり、屋根から安全に飛び降りたりする方法を教えてもらえたんだ。特殊効果ではなく、本当にやっているんだよ!」

では、一番のお気に入りのシーンは?
「アソカ(ダスタン王子の2番目の兄)と戦ったシーンだね。アソカが馬で僕を追ってくる。彼は槍を手に、僕に向かって馬を走らせる。僕は走って逃げるけれど、その差はどんどん縮まる。そしてトンネルに駆け込む。そのトンネルから出てきた僕は、壁を駆け上がってアソカを馬から引きずり降ろすんだ。パルクールをかっこよく効果的に使えたシーンだよ」。

その一方で、ジェイクが「一番恐怖を感じた」というのがダチョウとの共演シーン。その過酷な内容とは?
「本当に性格の悪い鳥だね。しかも、ものすごく危険なんだ! くちばしで人を殺すことも、爪で顔を引き裂くことも出来る。その上デカい! 人を踏み潰すこともできる。僕がダチョウ・レースのど真ん中に入り込んでしまうシーンがあるんだけれど、8羽のダチョウに追われて、文字通り生死を賭けて逃げたよ」。

砂漠での撮影では「スーパーボウルの試合のようにみんな、ゲータレードを手に歩き、笑えるほど水分を補給した」とのことだが、モロッコでの撮影や食べ物については「大好きだよ。(伝統的な)タジン料理ばかり食べてたんだ。僕の健康の秘訣さ!」と笑顔を見せた。

では最後に一問。映画は“運命”について描いているが、ジェイク自身は運命論者?
「年齢を重ねるごとに、少しずつ運命を信じるようになってきたよ。若い頃は、それほど長く人生を送ってきたわけではないから、いまほど過去を尊重することもなかった。自分の過去の経験を活かすことができるようになって初めて、人には運命のようなものがあるに違いないと思えるようになってきたんだ。それを自分で選ぶことができるのかどうか、そこまでは分からないけれどね」。

© Nozu Chiaki
《シネマカフェ編集部》

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