小栗旬の初監督作映画『シュアリー・サムデイ』の完成披露試写会が6月24日(木)、東京・新宿ピカデリーで行われ、小栗監督と主演の小出恵介、ヒロインの小西真奈美、共演の勝地涼らが舞台挨拶に立った。上映後の挨拶で満場の観客の温かい拍手に迎えられた小栗監督は、「なんかヤバいです。初めて感じてきちゃいました。みなさん、本当にありがとうございます」と感慨深い表情。やくざに追われるハメになる悪友5人組のドタバタ劇を描く本作に、「バカが最強ってことですよね」と仕上がりに自信をのぞかせた。撮影は昨年7、8月。小出さんは「暑いし、服も厚いし、基本つらかった。汗がすごくてズボンが脱げなかった。もうブルブルってめくって脱ぐ、みたいな」とジェスチャーを交えて苦労談を吐露。勝地さんも「精神的にしんどいシーンがあって、『あー…』って気分が落ち込んだ。そのとき、恵介くんが『そばにいようか?』って来てくれて、かっこいい! と思った。つらかったけど絆を感じた」とボヤキ節ながら、イイ話を打ち明けた。綾野剛も「暑かったことがつらかった」。鈴木亮平は「撮影の合間に(アイスの)ガリガリ君を食べたら、僕と綾野くんと勝地くんの3人の口にくっついたことがあったんですよ」と珍エピソードを披露。綾野さんは「狂犬ですよ、ガリガリ君は…」と苦笑いだった。対照的に小西さんは「つらいことはなかった。普段、共演者の方と仲良くなるのに時間がかかる方ですが、今回はみんな男性で、私が年上なので、構えちゃう空気感が出るとよくないと思って、顔合わせの日からいっぱい話しかけ、いままでで一番コミュニケーションをとりました」と楽しげにふり返り、「夏うたメドレーっていう遊びが現場で流行って、入れてもらったとき、仲間になれた! と思いました」とニッコリ。すかさずムロツヨシが「俺、それやってない!」と敏感に反応。会場の笑いを誘っていた。『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。