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気になる華流男子マーク・チャオ インタビュー「そばにいてくれる人を大切にしたい」

台湾初の本格的な刑事ドラマ「ブラック&ホワイト」('09)で俳優デビューを飾り、人気俳優ヴィック・チョウとのイケメン凸凹刑事で大ブレイク。一躍トップスターに踊り出たマーク・チャオ。そんな彼が「ドラマの3年前」という設定で、ひょんなことから犯罪組織のチンピラとタッグを組んで爆破計画を阻止するさまを描いた映画『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』で帰ってきた! 『モンガに散る』('10)を始め、今年だけでも4本もの出演映画が公開されるなど、“いま、最も気になる華流男子No.1”の彼が、過酷なアクション撮影秘話や人生観、女性観などを現地台湾でたっぷりと語り尽くしてくれた。 

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『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』 マーク・チャオ
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台湾初の本格的な刑事ドラマ「ブラック&ホワイト」('09)で俳優デビューを飾り、人気俳優ヴィック・チョウとのイケメン凸凹刑事で大ブレイク。一躍トップスターに踊り出たマーク・チャオ。そんな彼が「ドラマの3年前」という設定で、ひょんなことから犯罪組織のチンピラとタッグを組んで爆破計画を阻止するさまを描いた映画『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』で帰ってきた! 『モンガに散る』('10)を始め、今年だけでも4本もの出演映画が公開されるなど、“いま、最も気になる華流男子No.1”の彼が、過酷なアクション撮影秘話や人生観、女性観などを現地台湾でたっぷりと語り尽くしてくれた。 

『ハーバー・クライシス』ではドラマ版から遡った設定のため、坊主頭で新鮮味を出し、正義のためなら頭より体が先に動いてしまう熱血刑事・インションを演じたマーク。
「実際の僕は、インションのように衝動的ではないです。論理的で理屈っぽい所が僕にはあって、色々考えてから動く方だからインションみたいにちょっとしたことでカッとすることはないですね(笑)。似ている点は正義感が強いところと、是か非かがはっきりしてるところ。犯罪が大嫌いなところも似ています」。

語り口はフランクながら落ち着いた印象が漂うマーク。そんな彼を苦しめたのは、ドラマ版よりも一層激しさを増したアクションシーンだと言う。
「2か月間アクションや武術のトレーニングをしたので、体もかっこよく鍛えることができたんですけど、それもほんの少しの間だけ。撮影が始まると、あまりの過酷さと疲労で1か月もしないうちに筋肉が落ちてしまいました。特に忘れられないのが橋の下のトラックに飛び降りるシーン。飛ぶタイミングを計算しないとケガにつながるとても危険なシーンだったんです。それを19回もやりました(笑)。これまで『できない』と言ったことはなかったんですけど17回か18回目のテイクで、さすがに『これ以上は無理です』と監督に言ったら『どうして? インションはそれぐらいで疲れるの?』って言われました。僕はその言葉にすごく傷ついたのでチャンスがあるたびに監督への恨みを語っています(笑)」。

そんな危険と隣合わせの撮影現場で劇中さながら良き「相棒」となったのが、お調子者のチンピラ、ダーフーを演じたホァン・ボーの存在。
「僕たちの映画は“刑事とチンピラ”がタッグを組むという『パートナー』の部分で新しいスタイルを展開することに成功しました。ホァン・ボーさんは38歳ですけど、とてもピュアで誠実な心の若い人。歌が好きで撮影の合間にひとりで海に向かって歌ってました(笑)。彼とはいまでも連絡を取り合っているんですが、僕が困ったときに色々ヒントをくれたり、手をさしのべてくれる兄貴みたいな存在です」。

本作もそうだが、彼の出演作をふり返ってみると、「ブラック&ホワイト」も『モンガに散る』も友情や仁義、絆がテーマの作品が多い。マーク自身も仲間の存在を重要と考えているそうだが、それにはこんな理由が…。
「僕はなぜか“付き合いにくそうな人”と思われることが多いんです(笑)。そんな付き合いにくい僕のそばにいてくれる人を、僕は大切にしなければと思っています。いまの社会は真心を持って接してくれる人が少なくなっているから、純粋に友達として接してくれる人って大事ですよね。あとは『家族』と『恋』も大切にしたい重要な要素です」。

子供の頃から「家庭を持ちたい、子供が欲しい、結婚したい」という思いが強かったというマーク。日本の女性は「結婚しないでバリバリ働く人も多いんですよ」と伝えると、人生を達観したような深い答えが返ってきた…。
「結婚しないのは台湾の女性も同じです。女性にとっては才能が発揮できて、バリバリ働ける土壌のようなものがやっと固まってきた時代だと思うので、『子供を産み、家事をする』という選択をあえてしないのも僕は“アリ”だと思ってます。経済面から見ても“共働きをしないとやっていけないから子供を産まない”とか、“成功するまで結婚しない”という考えも理解できます。でも僕自身は、仕事よりも恋をすることや家族を大事にすることが重要なんです。これが本心なんですよ。結婚というのは形式ではあるけれど、人生にとって結婚でしかエンジョイできないこともあるんじゃないかなとも思うんです。お金をいくらたくさん稼いだとしても、奥さんが温めてくれた一杯の牛乳の“あたたかさ”にはかなわないこともあるんじゃないかなって。電子レンジでチン! でもいいですけど(笑)。人生のポイントをどこに置くかは人それぞれだから、色々と考えてみるのも悪くないのではないかなと思います」。

日本には3か月程の留学経験もあり、少しなら聞き取りもできるという彼は「木村拓哉さんや、妻夫木聡さん、阿部寛さんが好きです。映画では深津絵里さん主演の『ステキな金縛り』が好き」と言い「日本のクルーと仕事ができれば長く滞在することができるので実現を願っています」とも語る。

そんな彼は最後にこんな抱負を教えてくれた。
「父親が芸能人なので、昔から母親には『芸能界だけには入るな』と言われ続けてたんですけど、いまこうして役者をやっているのはもう“運命”と言うしかないなと思っています。今後は少し仕事をペースダウンして調整しながら、すべての作品に全力を尽くせるようにしていきたいです。俳優としては『楽しい人』になりたいという目標があります。そしてプライベートでは『30歳までに結婚したい』と言い続けてきたので実現させたいですね。あと2年以内に(笑)!! 『ハーバー・クライシス』はアクションシーンはもちろん、ツァイ監督の最も得意な分野である人間性を引き出し、感性を描いたところにも注目して楽しんでいただければと思います!」

(text:Tomomi Kimura)
《シネマカフェ編集部》

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