※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【MOVIEブログ】女性のための官能映画:『クローサー』

女性の皆さん、浮気は隠してもらいたいですか?

最新ニュース スクープ
注目記事
『クローサー』
(c) 2004 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. 『クローサー』
  • 『クローサー』
  • 『クローサー』
  • 『クローサー』
女性の皆さん、浮気は隠してもらいたいですか?

年の頃で言うと30代前半の男と30代後半の女、20代前半の女と40代前半の男が「東京ラブストーリー」のようなすったもんだの四画関係を3年に渡って繰り広げる様を、卑猥な台詞の数々で綴ったシニカルな大人の恋愛ドラマ。と聞くとリアルな大人の女子トークを期待しますが、そうではないんです。設定から描写まで全く共感できるところはないので、さながら女性誌の投書欄を読んでいるような、よその家庭の浮気を面白半分に覗き見する気分で観てみましょう。

ロンドンの新聞社で働きながら小説家を目指すダンは、ニューヨークから冒険気分でやってきたストリッパーのアリスに出会い恋に落ちる。1年半後、アリスと共に暮らすダンは念願の小説家デビューが決まり、宣伝写真を撮影しに行ったスタジオで出会ったバツイチのアンナと惹かれ合うが、彼女は彼に恋人がいる事を知り身を引く。さらに半年後、ダンは女のフリをして遊びで参加していたアダルト・チャットでラリーという男と知り合い思わずアンナと名乗ってしまうが、それが元でラリーとアンナは知り合って結婚する。そしてアンナの写真展の夜、初めて4人が顔を合わせて複雑な大人の関係が動き始める…。

とにかく豪華キャストが見どころのこの映画、主役のアンナにはジュリア・ロバーツ、ダンにはジュード・ロウ、そしてダンの彼女アリスにはナタリー・ポートマン、アンナの夫ラリーにはクライヴ・オーウェンと、まさにスキのない布陣。女優陣のジュリアとナタリーは美しすぎる上に、有名カメラマンとNYのストリッパーという現実離れした職業で女性はあまり共感できないかと思います。ジュリアはいつも通り毅然としていますが、ナタリーはTバックをはいて男を挑発する大奮発で愉しめますけど。対して男性陣。ジュード・ロウはいつも通りの優男。好きなタイプではないけど、マンネリって嫌いじゃないです。クライヴ・オーウェンはエロというかエッチな怪演で主演を食っていますね。一番大人の役だけあって、結局のところ一番セクシーなんじゃないでしょうか。

“カラダを重ねるたび、唇が嘘を重ねる。”というのが日本語のキャッチフレーズだったようですが、実際のところは嘘を重ねるどころか自分の浮気を喋る喋る。ぺらぺら喋る。しかも人の浮気も聞き出そうと必死。人は浮気する動物だとして、パートナーや恋人を愛しているなら正直に話すべきなのか、それとも気付かれないように胸にしまっておくのが優しさなのか。これは難しい問題ですよね。個人的には、浮気はいつか必ずバレるから告白した方が良いとは思いますが、その後も熱烈な愛情が続く自信はありません。この映画の中でも“愛しているなら何でも話す”という考え方が信奉されており、浮気→告白→決裂が繰り返されていきます。これを観てるとやはり、黙ってた方が良いのかも…と思ったりもします。

浮気したり別れたりを繰り返した結果、何となく元サヤに戻る四人。色々経験した彼らは“許す”という事を学んで大人になったのでしょう。“許す”という言葉、言い換えれば“妥協”というのではないでしょうか。四人の中で唯一浮気が許せなかったアリス。妥協し許し合って安住を求めた他の三人に比べて絶対の愛を信じる彼女の姿勢、それは若さと呼ぶものなのかもしれません。

●今週の一言
「奴は上手か?」
ダンと浮気していると告白したアンナにラリーが言う台詞。これには失笑。さらにダンがアンナと浮気したラリーに「彼女は感じていたか?」と聞く台詞。これで爆笑。俺よりも上手いのか、良かったのか、どこでヤったのか、何回ヤったのか…。バカな男たちだと責めてもいいですが、まあ気になるのだから仕方ないですよね? 正直、女子だって気になるところですから!

放送は映画チャンネルのイマジカBSでご覧下さい!

『クローサー('04)』
(2004/アメリカ/マイク・ニコルズ監督/R-15)
5月10日(金)  23:00~ほか 映画チャンネル イマジカBSにて放送
詳しい放送情報はコチラ
イマジカBSのHPはコチラ
《text:Lady M》

特集

【注目の記事】[PR]

関連記事

特集

page top