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【MOVIE BLOG】女性のための官能映画:『獲物の分け前』

女性の皆さん、恋人の要求は全部聞き入れますか?

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『獲物の分け前』-(c)1966-TF1 INTERNATIONAL
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女性の皆さん、恋人の要求は全部聞き入れますか?

年の離れた夫を愛せず、若くハンサムな義理の息子と恋に落ちてしまう美しい夫人…1960年代のモダンなパリで繰り広げられる最も古典的な不倫シチュエーション、原作はフランスの文豪エミール・ゾラによるもの。この格調高い文学を基に、伝説のプレイボーイだったロジェ・ヴァディム監督が若く美しい継母を演じた当時の妻ジェーン・フォンダに、どんないやらしい格好をさせるのかというのが最大の争点(?)である事は間違いありません。文化系男子の飽くなき欲望を覗いてみましょう。

年上の実業家と結婚した若く美しいルネは、何不自由なく贅沢な生活を送っていたが夫に愛情を持てなかった。気ままなルネはまだ学生で血のつながらない息子マキシムとじゃれ合って暇つぶしをしていたが、セクシーな継母に若いマキシムは欲情してしまい、ある時彼らはうっかり男女の関係を持ってしまう。その後も屋敷の温室で情事を重ね、若くハンサムなマキシムに夢中になってしまうルネ。誰の目も気にすることなく二人で生きたいと思い立った彼女は、夫に離婚を申し出るのだが…。

冒頭に書いたとおり、監督のロジェ・ヴァディムを抜きにはこの映画は語れません。ロジェ・ヴァディムといえばフランスの偉大な映画監督ですが、カトリーヌ・ドヌーヴ、ブリジット・バルドー、そしてジェーン・フォンダと世界に名だたる美人女優と交際し、その美貌や肉体をスクリーンに映し続けた伝説的なプレイボーイでもあります。女優と結婚して出演させる監督は外国でも日本でもよく聞きますが、これだけのゴージャスな女優たちとつき合ってさらに映画の中で脱がせるというのは前代未聞じゃあないでしょうか?好みも潔いほど決まっていて、全員金髪(染めてる人もいますが)のグラマー。男として筋が通っていて拍手ものです。彼は恋人には髪を金髪に染めさせ、ノーパン・ノーブラを通させたという逸話もある筋金入りの女好き。美人女優たちがその要望に応えていたというのですから、真のモテ男ですね。昔ファッション雑誌の恋愛相談欄で、「彼がロジェ・ヴァディムという映画監督に憧れていて、ノーパンを強要してくるんですけどどうすればいいですか?」という笑える質問があったなと思い出しました。

映画のストーリーとしては、若いマキシムに入れあげたルネがだんだんと破滅していく…という展開なのですが、監督のラブ事情を知っているとあまり緊張感を持てません。ここは、カメラの後ろにいるであろうロジェ・ヴァディム監督が、愛する妻ジェーン・フォンダ(注:映画の中ではパンティをはいています。)をカメラの前で脱がせて嬉々としている様を思い浮かべて愉しむのが一番です。いや、個人的な女性側の目線でいうと、夫に脱げと命令されて羞恥にかられながらカメラの前で脱ぐというプレイを重ね合わせながら観ると愉しめます。そのどちらも無理な場合は、1960年代ならではのパリの雰囲気や、随所に盛り込まれた東洋趣味のインテリアやファッションなどを無難な感じで観て下さい!

●今週の一言
「気兼ねなくキスできるのよ」
離婚の手続きを済ませたルネがラグビー場でマキシムにキスをしながら言う台詞。自由になったのが嬉しくて外でキスしてしまうのですが、離婚の話を聞いたマキシムは事の重大さに若干引き気味。重い女だと思われたら男は逃げますよね。“気兼ねするキス”が一番燃えるという事実を理解しているはずの大人の女ルネが、思わず呟く本気の一言。

放送は映画チャンネルのイマジカBSでご覧下さい!

『獲物の分け前』
(1966/フランス=イタリア/ロジェ・ヴァディム監督)
5月24日(金)  23:15~ほか 映画チャンネル イマジカBSにて放送
詳しい放送情報はコチラ
イマジカBSのHPはコチラ
《text:Lady M》

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