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フレンチシネマでセンスアップ! ファッション&女優で観る、おすすめ映画3本

6月21日から開催の「フランス映画祭2013」に合わせ、WOWOWシネマでは6月に「フランス月間!2013 」と題したフランス映画特集を放送。ラブ・ストーリーから人間ドラマ、アクション、ノワールと多彩なジャンルから選りすぐりの名作をオンエアする。

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『晴れ、ときどきリリー』-(C) Le Bureau/Marcel Hartmann/Chantal Thomine/Christophe Henry
『晴れ、ときどきリリー』-(C) Le Bureau/Marcel Hartmann/Chantal Thomine/Christophe Henry
  • 『晴れ、ときどきリリー』-(C) Le Bureau/Marcel Hartmann/Chantal Thomine/Christophe Henry
  • 『ムースの隠遁』-(C)Eurowide Film Production - FOZ-France 2 Cinema - 2009
  • 『晴れ、ときどきリリー』-(C) Le Bureau/Marcel Hartmann/Chantal Thomine/Christophe Henry
  • 『晴れ、ときどきリリー』-(C) Le Bureau/Marcel Hartmann/Chantal Thomine/Christophe Henry
  • 『オルエットの方へ』-(C)A17
  • 『オルエットの方へ』-(C)A17
華やかでドラマティックな“フレンチシネマ”には、ファッションやライフスタイルのお手本がいっぱい! 今年も6月21日(水)から「フランス映画祭2013」が開催。そして映画祭に合わせて「WOWOWシネマ」では6月に「フランス月間!2013 」と題したフランス映画特集が放送される。ラブストーリーからヒューマン・ドラマ、アクションにノワールと多彩なジャンルにわたって知られるざる傑作や劇場未公開作までも網羅する31本のラインナップの中から、「おしゃれに楽しむフレンチシネマ」というテーマでシネマカフェおすすめの3本をご紹介。

1本目は、「フランス映画祭2013」のオープニング上映作『In the House』(原題)のフランソワ・オゾン監督の2009年の作品『ムースの隠遁』。ドラッグ中毒でパートナーであったルイの死後、妊娠が判明したヒロイン・ムースがパリを離れて隠遁生活を送る日々が描かれる本作。母性ではなく、亡き恋人への想いだけでお腹に子どもを宿し続けている彼女と、突然訪ねてくるルイの弟でゲイのポールが心を通わせていく。ムースを演じるイザベル・カレは撮影時、実際に妊娠6か月だったそう。この世にはいないルイを介して育まれるムースとポールの関係、新しい命を迎え入れるということについて、自身もゲイと公表しているオゾン監督の思いが込められた1作だ。

続いては、女優2人の共演が見どころの『晴れ、ときどきリリー』。フランス映画はもちろん、『イングロリアス・バスターズ』などハリウッドでも活躍するダイアン・クルーガーと、『スイミング・プール』などフランソワ・オゾン作品で知られるリュディヴィーヌ・サニエという、人気と実力に加え“美”を兼ね備えた2人が姉妹を演じる。母の死をきっかけに、それまで離れて暮らしていた優等生タイプの姉(ダイアン)と自由奔放な妹(リュディヴィーヌ)が互いに向き合い、ぶつかり合うことで、それぞれを見つめ直していく。監督、カメラマンなど主要スタッフは女性。その中で自然体の演技を見せるダイアンとリュディヴィーヌに魅了されること間違いなしだ。

最後は、青春映画の傑作『アデュー・フィリピーヌ』で知られるヌーヴェル・ヴァーグが生んだ名匠ジャック・ロジエ監督の『オルエットの方へ』。パリに暮らす仲良しの女性3人が海辺の別荘で過ごす3週間のバカンスを描く。目の前に広がる海で遊んだり、訪ねて来る男の子たちをからったり、気ままに過ごす彼女たちはとても楽しそう。即興重視の演出で、3人のいきいきとした表情が魅力的だ。71年の作品だが、晩夏の海辺での日々を満喫する主人公たちに、時代を超えて共感できる。特別なことは何もせず、ただゆったりと過ごすという究極の贅沢。“仏流バカンス”の醍醐味を存分に味わえる。

ファッションのワンポイントを取り入れてみたり、フランス人女優の生き様をちょっとだけお手本にしてみたり、フレンチシネマのスパイスであなたの映画ライフをセンスアップしてみては?

特集「カルチャー感度をアップ! おしゃれに楽しむフレンチシネマ」

WOWOWシネマ「フランス月間!2013」
6月9日(日)~21日(金)
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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