ウィル・スミスが息子のジェイデンと共演した最新作『アフター・アース』が封切り直後の週末興行収入で大コケしてしまった。M・ナイト・シャマランがメガホンを取り、スミス親子の共演で話題となっていた本作だが、製作のソニー・ピクチャーズが予測していた4,000万ドル(約40億円)前後の興行収入を大きく下回る2,650万ドル(約26億5,000万円)という結果に終わってしまった。興行成績順位でも、2週連続首位を維持した『ワイルド・スピード EURO MISSION』、新作スリラー『グランド・イリュージョン』に続く3位と残念な結果に終わっており、映画レビューサイトのロッテン・トマトでも好意的な評価はわずか13%となり当初から躓くかたちとなった。また、ソニーのライバルスタジオ各社も、『アフター・アース』は「ジェイデンのリブート版『ベスト・キッド』の2.5倍もの悪さで、トム・クルーズ最新作『オブリビオン』の半分の数字しか達成していない」と辛辣なコメントを寄せている。今回の作品では、初メジャー作の『シックスセンス』は大成功したものの、前作の『エアベンダー』は失敗作となっているシャマランをあえてウィルが監督の座に押し、1億3,000万ドル(約130億円)もの製作費をかけていたため、作品の出来を心配したスタジオ側はポスト・プロダクション段階で質を向上させるために「相当の努力」を費やしたとも報じられている。ある関係者は「これまでの最高作と同じような作品を作れると周囲は期待するものです」「コラボは最高の結果をもたらすこともありますが、そうでないときももちろんあるわけです」と話している。そんな『アフター・アース』は6月21日(金)に日本でも封切られる。
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