亀梨和也「終わる感じがしない」とトラウマに!?『俺俺』で挑んだ94日間の過酷ミッション
“三木聡監督×亀梨和也”のコラボレーションで現在大ヒット上映中の映画『俺俺』。本作で前代未聞の1人33役を演じた亀梨さんが映画にちなんで、今年2月の決起イベントで確約した“33のミッション”に挑戦！
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本作は、なりゆきでオレオレ詐欺をしたことから“俺”が増殖し、そして幸せな空間から一転、俺が俺に消されてゆく…という衝撃の展開を見せる、奇想天外なストーリー。
亀梨さん本人が一番印象に残ったと語るのは、「俺、33分で33貫お寿司食べます」というミッション、実はこれが初のそして唯一の失敗となったミッションだったそう。33分間で27貫とミッション達成ならず…33分間経った後も食べ進めたが、29貫が限界という結果に終わった。その後、亀梨さんから、自腹でのリベンジを提案し、証拠のためにとミッション挑戦の一連をマネージャーが動画撮影して記録したのだとか。そして、見事リベンジを果たした。
またスタッフ一同がドキドキしながら見守ったという「俺、1日で33本ヒットを打ちます」は、慣れない軟球で挑戦を始め、100球挑戦してヒット9本。時間の制約もあり、完遂できないのでは？ という雰囲気の中、最後の追い上げで、1時間以内でミッションを完了し、一同がホッと安堵したという。
更に、「俺、33か国語で『俺俺』という単語を覚えます」は、達成が最も困難かと思われたミッションだったという。33か国語という量で、かつ「俺俺」と2回繰り返さなくてはならず、ハードルが高いミッションだったが、ひたすら唱えて反復し、体で覚えていく作戦を取った亀梨さん。「33個もあると、どれがすでに正解だったか忘れてしまう中、何も見ずに書かずに、記憶を頼りに約30分で33か国語すべての『俺俺』を言い当てていました。実現は無理かも…と思ったミッションで、本人も完了できたときは本当に嬉しそうでした。」とスタッフは明かしている。
そして公開日の5月25日に行われた初日舞台挨拶では、最後のミッション「ストップウォッチを（体内時計で）33秒で止めます」に挑戦。事前の練習では、33秒ちょうどは出せないまま本番に挑むことになった亀梨さん。左指でリズムを刻みながら、1回目の記録は34秒67。会場がため息に包まれる中、再トライしたものの35秒67とさらにタイムを悪くし、観客席からは心配の声も。それでも「お願い！ あと1回！」と懇願し、観客席からの拍手に「3度目の正直。できる」と自身でつぶやき、叩き出した結果は33秒35！ 見事ミッションを達成し、ガッツポーズを決める亀梨さんの姿に客席は大歓声と拍手に包まれた。
全てのミッションをクリアした亀梨さんは、これまでのミッションをふり返り、「毎日『俺』という文字を33文字書くんですが、この先に何があるんだろう…という気持ちになってスタッフに聞いたら、『…大ヒットです！』と返事されたので、頑張り続けました（笑）」と、これまでの苦労を明かした。初日舞台挨拶を終え、無事“33のミッション”をコンプリートした亀梨さんは、しきりに「終わる感じがしない」と口にしていたのだとか。
今回、この“33のミッション”に挑んだ亀梨さんの姿について、スタッフは「すべてにおいてですが、妥協せずに取り組んでいる姿が印象的でした。常に『俺俺』の映画を多くの人に知ってもらいたいという気持ちでひたすら邁進した33のミッションでした。」と感動のコメントを述べた。
2月の決起イベントから公開まで、亀梨さんが取り組んできた日数は何と94日間！ 失敗しても諦めずに挑み続ける亀梨和也の「沢山の人に映画を知って観てもらいたい！」という気持ちが込められた映画『俺俺』。
最後に、亀梨さんは「演じることのリミッターを外すことができた作品なので、これから俳優という職業をやらせてもらう上で、心強い存在になると思いますね。軽くも楽しめるけど、人との繋がり方についてしっかり考えさせてくれる、そういった深さと重さのあるメッセージが含まれている作品になっていると思います」と本作への自信を語った。
『俺俺』は全国にて公開中。
