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田村正和、三億円事件を題材にした作品で日本人調査員役を熱演「松本清張ドラマスペシャル 三億円事件」

「最後のドラマになるかも」田村正和が三億円事件を題材にした松本清張作品で日本人調査員役を熱演!『松本清張ドラマスペシャル 三億円事件』

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 松本清張氏が昭和50年に発表した「小説 3億円事件 米国保険会社内調査報告書」を、「点と線」、「砂の器」、「疑惑」、「熱い空気」など、数々の清張作品を手がけてきた脚本家の竹山洋が脚色し、主演に田村正和を迎えドラマ化! 来年1月のテレビ朝日開局55周年を飾るドラマスペシャルで放送されることが明らかとなった。

 原作は「三億円事件」に松本清張氏が独自の視点でメスを入れ小説化したもので、小説=フィクションとはいえ、多くの事実関係は忠実に再現されており、清張作品ならではの真に迫る作風となっている。戦後最大のミステリーとして事件から45年が経過した今も語り継がれる「三億円事件」、昭和の事件史にメスを入れてきた松本清張作品、そして「疑惑」など数々の清張作品に主演してきた田村正和と、テーマ×ストーリー×主演の強力な“三本の矢”が実現し、重厚な極上ドラマが55周年記念作品として2014年1月に放送決定。

 舞台は「三億円事件」の時効が成立した翌年の1976年。奪われた3億円には保険がかけられていたが、その被害額のうち2億円を支払ったアメリカの保険会社が犯人に保険金を賠償させるため独自に調査に乗り出す、というストーリーで展開される。田村は、そのアメリカから派遣された日本人調査員・武田に扮し、日本の調査員とともに“20世紀最大のミステリー”に挑戦、犯人に接近していく。一方で主人公の武田には、敗戦後の日本に失望し、実の母親を残してアメリカに渡ったという過去もある。故国・日本に対する複雑な思いを抱きつつも、母との25年ぶりの再会を果たそうとする武田。物語は「三億円事件」捜査という縦軸に、武田の戦後の日本への思いを横軸に絡めつつ展開していく。

 今回、その主役を演じることになった田村は、今回取り上げる事件について「三億円事件があった時は、当時、僕は20代でしたが、あまり覚えていないですね。逆に台本を読んで、“そうだったんだ”とわかった事実もあります」と述べ、「ストーリーとしても、もしかしたら事実もこの通りかもしれない、なんて思わせてくれる。松本清張さんはいいところを突いているんじゃないですか」と期待を寄せている。また、役作りに関しては、「あまり難しく考えないんですが、25年ぶりに日本に帰り、母親と再会するという慕情的な部分もある一方で、ビジネスとして損害賠償をとらなければならない。「疑惑」とか、「告発」に近い役作りになったのではないかな、と思っています」と語り、演じる武田という人物に対して「硬派なイメージがあるんですが、ニューヨークの下町でポーカーを楽しんでいたりもする。また一方で母親に会いたくなって日本に帰ってくるわけです。僕だったら母親を置いて日本を捨てるなど考えられないですから」と自分自身と照らし合わせつつ、「武田という人物を理解する、人間的な交通整理が出来ていないうちに撮影に入ったかな、という思いもあります。だから、シーン、シーンで、ここはああいう男だから、こういう考え方をするのかな、しないのかな、と葛藤しながら演じた」と振り返り、「どんな風に撮れているか、作品を見てください」と笑顔を見せた。

 また、特に印象的なシーンについては、「最後の記者会見のシーン」と挙げ、「あっち見ても、こっち見ても、僕よりうまい役者さんばかりいて(笑)。段田さんと余さんの間に挟まれて、僕が一人でしゃべるんです。イヤですね、マジ、ビビっちゃって(笑)。聞いている記者の中には泉谷さんがいて(笑)。久しぶりの共演だったんですが、すっかりかわいいおじいちゃんになっていましたね」と笑みを浮かべると、「ここ2年ぐらい、これがおしまいかなと思ってやっていますから。だから1作1作を大事にしなければ、と思いながらやっています。もしかしたら、これも最後のドラマになるかもわからない、と。だから今回も頑張ってやっていますが、はたしてどういう作品に仕上がるのか。ぜひご覧になっていただきたいですね」とアピールした。

■『テレビ朝日開局55周年記念 松本清張ドラマスペシャル 三億円事件』
2014年1月放送予定!(テレビ朝日系)



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■『テレビ朝日開局55周年記念 松本清張ドラマスペシャル 三億円事件』公式サイト

「最後のドラマになるかも」田村正和が三億円事件を題材にした松本清張作品で日本人調査員役を熱演!『松本清張ドラマスペシャル 三億円事件』

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