新年明けて、こちらでは先日、カナダ人監督が作る最新傑作映画を集めた「Canada Top 10 Film Festival」が10日間にわたって開催されました。
私も映画初めをしに一番のお目当て作品『The F Word』(ダニエル・ラドクリフ主演でトロントで撮影されたラブコメディ)を観に行ったのですが、こちらはチケット完売で当日のラッシュチケットも敢えなく失敗…。その代わりに、ケベック州出身の女性監督が撮ったラブストーリー『Gabrielle』を鑑賞しました。発達障害を抱えるヒロイン、ガブリエルが独立し、愛する人との自由を獲得していくまでを繊細に描いており、それは美しい映画でした。プロの俳優を殆ど採用しないというこだわりもリアルな空気感に表れており、また何と言っても彼女が恋人と一緒に歌うラストの合唱シーンは美しいです。