先週金曜日は『神様のカルテ』が地上波で初放送でした。櫻井翔さんと宮崎あおいさんに朝から色んな番組にご出演頂いている裏で就職活動中の学生向けのイベントも行われてました。今回の『神様のカルテ2』は医療現場で患者のためにと邁進してきた主人公の一止が同じ病院に赴任してきた、定時にはあがってしまうかつての親友から 「立派な医者ってなんだ? お前がいつも病院にいるってことは その間ずっと家族のそばにいられないってことだ」と問い詰められて、大いに心が揺らいでしまう物語なのですがこれはつまり「働くということ」なわけです。映画の中では患者をとるか? 家族をとるか? となっていますが普通の我々の生活に置き換えれば、これは仕事をとるか? プライベートをとるか? ということだと思います。そんなことから、、ずっとこの映画をこれから働く人(=学生)に観て欲しいと思ってました。そこでうちのスタッフが思いついたのが、東宝に応募してきた学生さんにこの映画を観せて色々と考えてもらおうというものでした。でも、ただ単に考えてもらうだけではもったいないので東宝の実際の仕事も少し体験してもらうということで映画のキャッチコピーも考えてもらってさらにはそのコピーを本物の広告で使ってしまおうと。こういった形で発展して決まったのが、今回のワークショップ「東宝のカルテ」でした。これ実は東宝としては史上初の試みでした。採用には関係のないものなのですが東宝を志望している学生さんを対象に50名ほど集めて『神様のカルテ2』を観てもらってその後に深川栄洋監督やうちのプロデューサーに映画のテーマや就職活動、東宝のことなどを語ってもらいました。そして、最後は僕が簡単に映画のコピー術に関して説明をしてあとはシンキングタイム20分で学生さんに公開前日の新聞広告に載せるコピーを考えてもらいました。大阪の方でも30名の学生に中継で参加してもらって個人的にはとても楽しませてもらいました。ちょうど朝から色んな番組の放送にも立ち会っていたので「神様のカルテ2」特製Tシャツを着ながらこなしました。これも立派な宣伝です。笑学生さん達に考えてもらったコピーの中から1つだけ20日(木)の朝日新聞夕刊(東京版のみ)に実際に使いますのでご興味あれば、ぜひ今どきの学生のコピー感覚を見てみて下さい。この学生達の中から未来の後輩が生まれるのか?楽しみにしたいところです。【2014.3.17】