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高良健吾&石田ゆり子、堤幸彦監督で『悼む人』映画化に出演決定!

2012年、向井理・主演で舞台化された天童荒太の直木賞受賞作「悼む人」が、高良健吾を主演に迎え映画化されることが決定! 原作に感動し、舞台版の監督に挑んだ堤幸彦がメガホンを取り…

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高良健吾×石田ゆり子主演、映画『悼む人』
高良健吾×石田ゆり子主演、映画『悼む人』
  • 高良健吾×石田ゆり子主演、映画『悼む人』
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2012年、向井理・主演で舞台化された天童荒太の直木賞受賞作「悼む人」が、高良健吾を主演に迎え映画化されることが決定! 原作に感動し、舞台版の監督に挑んだ堤幸彦がメガホンを取り、ヒロインを3年ぶりの映画出演となる石田ゆり子が務めることが分かった。

地に跪き、右手を頭上に挙げて空中に漂う何かを捕らえるように自分の胸へ運ぶ。左手は地面すれすれに下ろして大地の息吹をすくうかのように胸へ運び、右手の上に重ねる。そのまま、目を閉じて、何かを唱えるように唇を動かす青年。

週刊誌記者・蒔野抗太郎が出逢った坂築静人(高良健吾)は、そうして死者を“悼む”ために全国を放浪している男だった。だが、人の善意を信じられぬ、猜疑心の塊のような蒔野は、静人の不可解な行動=“悼み”に疑念を持ち、彼の身辺を調べ始める。

一方、家庭内暴力を受けた女性たちをかくまい「仏様の生まれ変わり」とまで言われていた夫・甲水朔也を殺害し、4年の刑期を終えた奈義倖世(石田ゆり子)。身寄りもなく、行く宛もない彼女は、二度と足を踏み入れぬつもりだった東北の町を訪ね、その殺害現場で朔也を“悼む”静人と出会う…。

堤監督が改めて「悼む人」の映像世界を作り上げるため、白羽の矢を立てたのは、常に話題作に挑み続け、『横道世之介』で第56回ブルーリボン賞「主演男優賞」を受賞した若手実力派の高良健吾だ。縁もゆかりもない死者をただ悼む旅を続ける主人公・静人が持つ、独特の存在感と孤独な瞳を体現できる俳優として、監督は高良さんにラブコールを送り続けて、今回の出演が実現した。

また、夫を殺した罪を背負いながら静人に出会い、共に行動するヒロイン・奈義倖世を演じるのは、西島秀俊主演の連続ドラマ「MOZU」でもキーパーソンとなりそうな石田ゆり子。これまでの柔らかく、たおやかなイメージを覆し、不幸のどん底に叩き込まれる役どころで、限界へと挑む衝撃的な撮影に臨むこととなる。

「台本も原作も読むたびに役の印象が変わる」と言う高良さんは、「静人の行動がみなさんにどう映るのか、どう感じるのか、想像がつきません。僕自身、現場に立って毎日探していきます。静人の心に寄り添えるように」と真摯にコメント。「石田さんと精一杯、2人の役の覚悟にしがみつこうと思っています」との決意を明かしてくれた。

また、原作者の天童さんとは「ドラマ『永遠の仔』の頃から、お手紙を通して交流を持たせていただいていました」という石田さんは、「本の感想と共に、その想いを文章にして、送りました」と言うほど、原作の熱狂的な読者でもある。

そのことを堤監督が耳にし、見事“立候補”でヒロインを獲得した石田さん。「奈義倖世という役は、本当に難しい、本当に深い役です。彼女の苦しみ、悲しみ、そして“悼む人”である静人に出会って、生まれて初めて得てゆく何か。誠心誠意、全身全霊で挑みたいと思います」と意気込む。

高良さんに対しては「そこに立っているだけで、“静人”がいると感じます」と語っており、“原作ファン”としてもすでに全幅の信頼を置いているようだ。

そんな2人を前に、「これまでの私なりの撮影手法を一度初期化し、“デビュー作”のつもりで挑んでいる」という堤監督。

悼む人は聖者なのか? それとも偽善者か? 3.11後、たくさんの死を目にしてきた私たちが再び目にする、新たなる『悼む人』とは?

映画『悼む人』は2015年、全国にて公開予定。
《シネマカフェ編集部》

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