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【予告編】音楽&ナレーション一切なし! 169分にわたる静寂…『大いなる沈黙へ』

“音楽・ナレーション一切なし”で描く、アルプスの山奥にある厳格な修道院の日々に密着したドキュメンタリー『大いなる沈黙へ ―グランド・シャルトルーズ修道院』。

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“音楽・ナレーション一切なし”で描く、アルプスの山奥にある厳格な修道院の日々に密着したドキュメンタリー『大いなる沈黙へ ―グランド・シャルトルーズ修道院』。

サンダンス国際映画祭「審査員特別賞」を受賞するなど、世界の映画祭を席巻した本作が、世界公開から9年の歳月を経て7月12日(土)より日本公開されることが決定、これに併せて予告編が解禁となった。

フランス・アルプス山脈に建つグランド・シャルトルーズ修道院は、カトリック教会の中でも特に戒律が厳しいことで知られるカルトジオ会の男子修道院。修道士たちは山深い地で、毎日を祈りに捧げ、一生を清貧のうちに生きる。

聞こえてくるのは、礼拝の聖歌のみ。藁のベッドとストーブのある小さな房に、自給自足、小さなブリキの箱だけが彼らの唯一の持ち物だ。会話は日曜の昼食後、散歩の時間にだけ許されている。完全に俗世間から隔絶された空間の中、修道士たちは何世紀にもわたり同じ生活を送る――。

本作でメガホンを握った、ドイツ人監督のフィリップ・グレーニングがこのグランド・シャルトルーズ修道院に撮影を申し込んだのが、1984年。ひたすら返答を待つこと16年、ある日突然、「準備が整った」との連絡が来る。監督は修道会との約束に従い、礼拝の聖歌のほかには一切音楽をつけず、ナレーションもつけず、照明も使わず、ただひとりカメラを携えて6か月間を修道士たちと共に暮らした。これまで、修道士の生活の様子を実際に記録した映像はなく、本作はいわば前代未聞のドキュメンタリーとなっている。



本作をいち早く観賞した、作家・イラストレーターで「山伏と僕」(リトルモア刊)の著書を持つ坂本大三郎氏は、「静寂の中に生きる修道士たちの一途さに僕は畏れを感じ、同時に憧れを抱いてしまうのは、彼らが自分の存在を強く信じることができるからだろう。それは僕が山の深奥でみた幻想に似ている」と語る。

自ら東北の出羽三山にこもり、携帯電話も持たず、大自然の中に残る日本古来の芸術や信仰に触れる生活を送っている、現代の“山伏”でもある坂本さんにとって、自身とも重なる部分が大きいようだ。

公開直後、ヨーロッパを始め各国で大きな反響を呼び、2006年サンダンス国際映画祭では「審査員特別賞」を受賞した本作。構想から完成まで21年、世界公開から日本上陸までさらに9年の月日を経た、169分におよぶ究極の“静寂を探求する旅”を体験してみて。

『大いなる沈黙へ ―グランド・シャルトルーズ修道院』は7月12日(土)より岩波ホールほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

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