アンディ・サーキスは、自分の顔がスクリーンに映し出されないことについて、役者としての美学を語った。『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』三部作を通じてモーションキャプチャ技術の先駆者となったアンディは、『猿の惑星: 新世紀』での役どころなどアンディ自身とは分からないキャラクターを演じることに何も問題がないという。アンディは「ウォール・ストリート・ジャーナル」に「不快だったことは一度もないと言えるね。僕が演技というもので好きなことは、それが変化を遂げられる経験だってことなんだ」「映画界に入る前、舞台俳優だったときには、自分を“いかに使うか”ってことが重要だったけど、自分とははるかにかけ離れたキャラクターで、人間について何かものを言えるってことはまた別物さ」と語っている。そんなアンディは『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラム役を演じた時に初めてこの技術を目の当たりしたそうだが、映画製作の新たな世界にすっかり虜になったと続けている。「キャプチャ技術は僕にしてみれば、『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムを作り上げている時に出くわしたものなんだ。製作過程の中で、キャラクターに息を吹き込む方法として最高だと思っているよ」。(C) BANG Media International
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