従来の電球とは異なり、電気を通すと発熱することなくそれ自体が発光する発光ダイオード。寿命は半永久的、消費電力も低く、21世紀のエコ社会には欠かせない光となっている。しかし、光の三原色のうち赤色、緑色は実用化されたが、青色だけが成功せず、世界中の研究者がその開発に挑んでいた。そして、エジソン以来の光の革命ともいわれる、この青い光の発明に徳島の研究者・中村修二が成功する。しかし、日亜化学工業を退社後、発光ダイオードを製造するのに必要な機械の特許について、会社と裁判で争うことになった中村。一審の判決は、中村の言い分を認めた“会社は中村に200億円支払え”というものだったが、会社側の控訴を受けた高裁はおよそ6億円での和解を勧告した。納得がいかない中村は、悩んだ末にある決断を下す。
■『ルビコンの決断 青色発光ダイオードを作った男・中村修二』
2014年10月10日(金)13:35~15:30(テレビ東京)
【メインナビゲーター】木村佳乃
【解説】池上彰
【ゲスト】中村修二
【キャスター】大浜平太郎
【語り】白井晃
【ドラマ出演】松村雄基、梅宮辰夫、寺田農 ほか
※ 同時間に放送を予定していた「刑事吉永誠一 涙の事件簿8~虹が消えた交差点~」は放送休止となります。