世界一エレガントな紳士集団「サプール」写真集、異例の刊行1ヶ月で3刷達成
世界一エレガントでかっこいい男たち“サプール(SAPEURS)”を特集した写真集『SAPEURS the Gentlemen of Bacongo』(2,300円)の日本語版が6月に刊行。大きな反響を呼び、発売1ヵ月で3刷が発売された。
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「サプール」は、“エレガントであることに全てを捧げる”を信念とする、コンゴ共和国の首都・ブラザビル郊外にあるバコンゴ地区を拠点とする紳士集団。彼らは決して裕福とはいえない生活を送りながら、エレガントであることに誇りと情熱を持ち、働いて貯めたお金をハイブランドの衣服注ぐ。闘争のための武器ではなく、ファッションに人生をかける姿から、非暴力・平和の体現者として世界中から大きな注目を集めている。
そんな彼らを捉えた同写真集は、09年にイギリスで刊行され、ファッショニスタの間で話題になっていたものの日本語版。イタリア人写真家のダニエーレ・タマーニが「サプール」の中心的人物を撮影したスナップを始め、インタビューや彼らのファッションセンスに衝撃を受けたデザイナーのポール・スミスによる序文などで構成されている。
若者たちの“ファッション離れ”が叫ばれる昨今だが、TVや雑誌などでも彼らの存在が紹介されたことで、SNSなどを見てみると、彼らの“生き様”は業界関係者だけでなく若者たちにも大きな衝撃を与えているようだ。
【書籍情報】
『SAPEURS the Gentlemen of Bacongo』
著者:ダニエーレ・タマーニ
出版社:青幻舎
並製/224ページ/A5判
発刊:2015年6月中旬
価格:2,300円