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本郷奏多、映画監督を夢見るバーテンダー役に『シネマの天使』

1892年に開館し、122年に及ぶ興行の後、昨年惜しまれつつ閉館した広島県福山市の「シネフク大黒座」。実在の映画館で、取り壊し直前に撮影された映画…

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『シネマの天使』- (C)2015シネマの天使製作委員会
『シネマの天使』- (C)2015シネマの天使製作委員会
  • 『シネマの天使』- (C)2015シネマの天使製作委員会
  • 『シネマの天使』ポスター・ビジュアル - (C)2015シネマの天使製作委員会
  • 『シネマの天使』- (C)2015シネマの天使製作委員会
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1892年に開館し、122年に及ぶ興行の後、昨年惜しまれつつ閉館した広島県福山市の「シネフク大黒座」。実在の映画館で、取り壊し直前に撮影された映画『シネマの天使』の予告編映像とポスター・ビジュアルが公開された。

老舗映画館の大黒座が閉館することになった。そこで働き始めたばかりの新入社員・明日香(藤原令子)は、ある夜、館内で謎の老人に出会うが、彼は奇妙な言葉を残し、忽然と消えてしまう。バーテンダーのアキラ(本郷奏多)は、いつか自分の映画を作りたいと夢見ている。大黒座の女性支配人(石田えり)は、閉館への反対を押し切って気丈に振る舞っていた。泣いても笑っても、もうすぐ、大黒座はなくなってしまう…。劇場の壁という壁が、町の人々が書いたメッセージで埋まっていく。そしてついに閉館の日。スクリーンに最後の映画が映しだされると、明日香の前に、あの謎の老人が再び現れ…。長い歳月の間、人々に愛されてきた映画館が、最後にくれたサプライズとは――。

当初は芝居小屋で、徐々に映画館へ移行した広島県の実在の映画館・シネフク大黒座。昔は上映後は必ず拍手が起こり、最盛期の1960年代は40万人を動員、深夜まで1日7回上映したこともあったという。本作に出てくる閉館セレモニーや工事は、実際の映像を利用しており、館内の壁に観客が残した思い思いの手書きメッセージもすべて本物を撮影している。

本作で監督・脚本・編集を担当したのは、映画『ラジオの恋』で広島の小規模な作品ながら、ミニシアターの記録を塗り替え、その後異例の全国公開を達成した時川英之監督。長編第2作目となる本作で、「シネフク大黒座」の運営担当者から、大黒座の雄姿を映像に残したいと相談を受け、オリジナルの脚本を執筆し、「映画館の映画」を完成させた。映画館の新入社員・令子を新進女優・藤原令子、映画を作りたいと夢見る青年バーテンダーを映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』にも出演する本郷奏多が演じる。さらに石田えり、ミッキー・カーチス、阿藤快、及川奈央、広島でカリスマ的人気を誇るDJ横山雄二ら個性あふれるキャスト陣が脇を固める。



このたび公開となった予告編では、実際に町の人々の手書きのメッセージで埋め尽くされた劇場の壁や、閉館セレモニーの様子など貴重な映像が盛り込まれている。時代の流れを惜しむ大黒座の新入社員・明日香、映画を作りたいという夢を語るアキラ、自分の代で大黒座を閉めることを詫びる支配人、大泣きの映写技師、軽快に踊る老人など、閉館をめぐる切なくも美しいドラマを予感させる内容に仕上がっている。

あわせて解禁となったポスター・ビジュアルでは、1960年当時の大黒座の概観をバックに、長い歴史をもつ映画館を舞台に繰り広げられる個性的な登場人物たちの人間ドラマを表現している。

観る者の胸を打つ、壁を埋め尽くす町の人々の手書きメッセージの数々。多くの人の想いが詰まった映画館の閉館にあなたは何を思うだろうか。

『シネマの天使』は10月31日(土)より広島にて先行公開、11月7日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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