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有村架純、来春の新・朝ドラヒロインに!高度経済成長期の日本支えた“金の卵”に

6月29日(水)、来年春より放送される連続テレビ小説に、有村架純がヒロインを務める「ひよっこ」が決定したことが発表された。

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有村架純「ひよっこ」
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6月29日(水)、来年春より放送される連続テレビ小説に、有村架純がヒロインを務める「ひよっこ」が決定したことが発表された。

本作は、東京オリンピックが開催された1964年からはじまる物語。大家族の農家に生まれ、おっとり、のんびりした少女に育ったヒロインが、父の失踪を機に上京。自分の殻をひとつ破って“幸せな家族を取り戻す大冒険”に乗り出していく。

有村さんといえば、なんといっても「朝ドラ」がブレイクのきっかけである。「あまちゃん」(2013年)で、ヒロインの母の少女時代を演じ、その後、ドラマや映画、コマーシャルなど多方面で活躍している。そんな有村さんが、今作ではヒロインとなって「朝ドラ」に帰ってきた。

舞台は茨城北西部。ここには清流にはぐくまれた豊な田園や里山が広がっている。みどりに囲まれ、農家の家で育った少女、谷田部みね子。1964年秋、東京オリンピックが目前に迫っているがいまひとつ実感がわかないみね子だった。7人家族のなかで、秀才の兄はこの村唯一、大学に進学した。その学費を稼ぐために、父は東京に出稼ぎに行っている。高校を卒業したら、農家の仕事を手伝って祖父と母に楽させてあげたい…。そう思っていたみね子の人生は、お正月に父が帰ってこなかったことで一変する。

「必ずお父さんを見つけます。仕送りもします。だから東京に行かせてください」。2人の幼なじみと一緒に集団就職で上京したみね子は、下町の町工場で働き始める。初めて見る東京は、想像をはるかに超えた大都会で戸惑うことばかり。低賃金に長時間労働。“金の卵”を待ち受けていた現実も厳しいものだった。仕事を終えてから父を捜す日々に時々くじけそうになるが、東北各地から上京してきた寮の仲間たちや舎監さんが心の支えとなっていく。しかし、オリンピック後の不況のあおりを受けて会社は倒産。工場は閉鎖されてしまう――。

1964年、高度成長期の真っ只中、日本の発展を支えたのは、地方から上京し懸命に働いた名もなき人々だった。みね子も、まさにそのひとり。“金の卵”といわれた若者が、「卵を割らなければ、オムレツは作れない」=「新しいことを始めるには勇気がいる」「やってみなきゃ分からない」という意味のフランスのことわざのように、殻を破り、東京の大海原という新世界に飛び込んでいく心温まるストーリーとなるようだ。

脚本は岡田惠和。連続テレビ小説の執筆は、2001年前期「ちゅらさん」、2011年前期「おひさま」に続き、3回目となる。岡田氏は、東京オリンピックのこの時代に幼少をすごした。この頃を、「あのころの日本は良かった」「活気があった」「夢があった」と、いまの時代“古きよき日本”としてイメージすることが多いとし、「でも昔は良かったと嘆いていても前に進めない。私たちはいまを生きるしかないので。それにどんな時代にもいまと同じように光と同時に影もある。そこにも目を逸らさずに、新しい日本がスタートして、まだ『ひよっこ』だった時代を懸命に生きた人の人生を観ることで、いまを生きるためのヒントになれたら、そう思っております」と作品への意図を述べている。

また、舞台の茨城について、「なかなかその魅力が全国に伝わっていない気がする茨城県。日本の故郷の原風景がそこにはあるのに。そんな茨城の方に喜んでいただいたり、全国の方に知らなかった茨城の魅力に気づいていただくのも朝ドラの大きな使命だと思っています」と、アピールした。

さらに、ヒロインの有村さんについてはいままで何度か仕事をすることがあったそうで、その成長の様子から「朝ドラをやるべき人」という思いが以前からあったという。「朝ドラのヒロインをやってほしい。そしてその朝ドラは絶対私が書きたい。そう強く熱望して願いがかないました。いま、とても幸せです」と心境を明かした。

連続テレビ小説 「ひよっこ」は、2017年4月3日(月)から2017年9月30日(土) 、全156回予定。クランクインは今秋からを予定している。
《シネマカフェ編集部》

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